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き-ごう【記号】🔗🔉

き-ごう ―ガウ [0] 【記号】 (1)一定の事象や内容を代理・代行して指し示すはたらきをもつ知覚可能な対象。狭くは種々の符号・しるし・標識などを指すが,広くは言語や文字,さらには雨を知らせる黒雲や職業を示す制服なども含まれる。事象との結びつきが雨と黒雲のように事実的・因果的なものを自然的記号,職業と制服のように規約的なものを人為的記号と呼ぶ。また,事象との結びつきが一義的・直接的なものをサインまたはシグナル,多義的・間接的であるものをシンボルとする分類もある。交通信号や道路標識は前者の,言語や儀礼は後者の代表である。 (2)特定の学問分野で対象・概念・操作などを表示するために用いられる符号。「論理―」「化学―」 (3)〔言〕 ソシュール言語学において,能記(記号表現)と所記(記号内容)の両面をもった言語研究の単位。両者の結びつきは恣意的とされる。

きごう-がく【記号学】🔗🔉

きごう-がく ―ガウ― [2] 【記号学】 〔(フランス) smiologie〕 他の事物を代理し表現する記号の機能に着目し,信号・図像・指標・象徴・観念と表象といった,多様な記号が織りなす構造を手がかりとして,文化全体の分析をめざす学問。パース・ソシュール・ヤコブソンなどが有名。記号論。

きごう-しょり【記号処理】🔗🔉

きごう-しょり ―ガウ― [4] 【記号処理】 〔symbolic manipulation〕 コンピューターを用いて行う数式の論理的処理や文字列の処理などの総称。

きごう-ろん【記号論】🔗🔉

きごう-ろん ―ガウ― [2] 【記号論】 (1) ⇒記号学 (2)〔semiotic(s)〕 モリス・カルナップらの分析哲学・論理実証主義哲学で,記号・対象・使用者の三者の関係を構文論・意味論・語用論の三部門に分けて研究する{(1)}の一分野。C = W =モリスの提唱による。

きごう-ろんりがく【記号論理学】🔗🔉

きごう-ろんりがく ―ガウ― [6] 【記号論理学】 〔symbolic logic〕 推論の構造および過程を数学的演算になぞらえて形式化・記号化して取り扱う論理学。一九世紀後半ブールらの論理代数に始まり,フレーゲ・ラッセルらにより厳密に体系化され発展した。アリストテレス以来の伝統的論理学を明晰(メイセキ)化するのみならず,数学あるいは他の科学・哲学の基盤を形づくる。数学的論理学。数理論理学。論理代数。 ⇔伝統的論理学

きごう【記号】(和英)🔗🔉

きごう【記号】 a sign;→英和 a mark.→英和 ‖記号論 semiotics.記号論理学 mathematical[symbolic]logic.

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