ふう-しん [0] 【風信】 （１）風の様子。かざむき。「伊豆の島々に，十年の春秋を送りしかば，渡海の―自然にくはし/読本・弓張月（続）」 （２）かぜのたより。うわさ。

ふうしん-き [3] 【風信器】 「風向計」に同じ。

ふうしん-し [3] 【風信子】 ヒヤシンスの異名。[季]春。

ふうしん-し-こう ―クワウ [5] 【風信子鉱】 ジルコンのこと。

ふうしんじょう ―デフ 【風信帖】 〔第一通の初めに「風信雲書」とあるところからの名〕 空海から最澄にあてた書状三通を集めたもの。日本人の筆蹟中第一等と評価される。国宝。