いと‐め【糸目】

細い糸。糸筋。

凧
(たこ)の表面につけて揚がりぐあいを調節する糸。

器物に細く刻みつけた筋。「―模様」

物事をつなげるもの。脈絡。「話の―をつなぐ」

「
糸歩(いとぶ)」に同じ。

柳の枝。また、その芽立ち。「青柳の―も見えず春ごとに春の錦を誰か織るらむ」〈躬恒集〉

江戸時代、甲州金の量目の呼称。一両の六四分の一。

ゴカイ科の環形動物。浅海の泥中にすむ。体長二〇〜三〇センチ。体の前部は緑褐色で、中央部は紅色。産卵期は一〇〜一二月で、生殖型の個体は、ばち・うきこ・日本パロロなどとよばれる。釣りの餌にする。