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いと‐ゆう【糸遊】‐ゆふ🔗🔉

いと‐ゆう【糸遊】‐ゆふ 陽炎(かげろう)。《季 春》「―に結びつきたる煙かな/芭蕉」「糸遊結び」の略。「―などの末濃の御几帳」〈栄花・音楽〉◆語源未詳で、歴史的仮名遣いを「いとゆふ」とするのは、平安時代以来の慣用。「糸遊」は和語「いとゆふ」が同義の漢語「遊糸(いうし)」(陽炎のこと)の影響を受けてできた表記。晩秋の晴天の日にクモが糸を吐きながら空中を飛び、その糸が光に屈折してゆらゆらと光って見える現象が原義で、漢詩にいう遊糸もそれであるという。

大辞泉 ページ 1026 での糸遊単語。