複数辞典一括検索+

いな‐や【否や】🔗🔉

いな‐や【否や】 [名]《名詞「いな」に係助詞「や」の付いた「健在なりや否や」などの「否や」の一語化》不承知。異議。「この段階になれば―はない」承知か不承知かということ。諾否。「―の返事を聞く」[副]「…やいなや」「…がいなや」などの形で用いる。…とすぐに。…と同時に。「かばんを置くや―、外に飛び出した」問いかけの意を表す。…かどうか。どうだろうか。「頼みの雨は降るや―」[感]《「や」は間投助詞》拒否の気持ちを表すのに用いる語。いやいや。いやもう。「思へども思はずとのみ言ふなれば―思はじ思ふかひなし」〈古今・雑体〉驚き、嘆きの気持ちを表すのに用いる語。いやこれは。これはこれは。「―、ここに男のけはひこそすれ」〈狭衣・三〉

大辞泉 ページ 1039 での否や単語。