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まそ‐かがみ【真澄鏡・真十鏡】🔗🔉

まそ‐かがみ【真澄鏡・真十鏡】 《「まそ」は「ますみ」の音変化、または、ととのっているものの意という》[名]鏡をほめていう語。立派な鏡、また、よく澄んだ鏡。「―手に取り持ちて朝(あさ)な朝(さ)な見れども君は飽くこともなし」〈万・二五〇二〉〔枕〕鏡のありさま・働きや置き場所などいろいろな意でかかる。「見る」にかかる。「―見ぬ日時なくあらましものを」〈万・四二二一〉「懸く」にかかる。「―かけて偲(しぬ)へとまつり出す」〈万・三七六五〉「床(とこ)」にかかる。「―床の辺(へ)去らず」〈万・二五〇一〉「磨(と)ぐ」にかかる。「―磨ぎし心を許してば」〈万・六七三〉「清し」にかかる。「―清き月夜(つくよ)に」〈万・一五〇七〉「照る」にかかる。「―照れる月夜(つくよ)も闇のみに見つ」〈万・二八一一〉「面影」にかかる。「―面影去らず」〈万・二六三四〉鏡に蓋(ふた)があるところから、「ふた」にかかる。「―二上山(ふたがみやま)に」〈万・四一九二〉

大辞泉 ページ 14085 での真澄鏡単語。