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みず‐ひき【水引】みづ‐🔗🔉

みず‐ひき【水引】みづ‐ 細いこよりにのりをひいて乾かし固めたもの。進物用の包み紙などを結ぶのに用いる。ふつう数本を合わせて、中央から色を染め分ける。吉事の場合は紅と白、金と銀、金と赤など、凶事の場合は黒と白、藍と白などとする。神前・仏前・御輿(みこし)などの上部に横に張った金襴などの幕。「水引幕」の略。(よろい)の化粧板の下の紅白二色の綾の飾り。タデ科の多年草。山野に生え、高さ五〇〜八〇センチ。多少枝分かれし、葉は広楕円形で互生し、葉面に黒い斑紋がある。八〜一〇月、細長い穂を伸ばして赤い小花をまばらにつけ、実は卵形で褐色。みずひきぐさ。《季 花=秋》「―の花が暮るれば灯す庵(いほ)/鬼城」貯水池などからの水の分配を支配する責任者。「―というのは、田に水を入れたり、堰き止めたりする役目をいうので」〈島木健作・生活の探求〉麻などを水にひたして皮をはぐこと。転じて、麻の繊維。「―の泡緒の糸の一筋に分けずよ君を思ふ心は」〈堀川百首〉

大辞泉 ページ 14349 での水引単語。