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もの‐かは🔗⭐🔉
もの‐かは
〔連語〕《形式名詞「もの」+連語「かは」》活用語の連体形、一部の助詞に付く。
(多く「…もものかは」「…はものかは」の形で)ものともしない。物の数ではない。なんでもない。そっちのけにする。「世間の非難も―政策を断行する」「待つ宵のふけゆく鐘の声聞けばかへるあしたの鳥は―」〈平家・五〉
終助詞的に用いる。
強い反語の意を表す。…だろうか、いやそうではない。…ことはない。「すべて、月、花をば、さのみ目にて見る―」〈徒然・一三七〉
強く驚き感動する意を表す。…ものではないか。…ことよ。「この矢あたれと仰せらるるに、同じものを中心(なから)にはあたる―」〈大鏡・道長上〉




大辞泉 ページ 14906 での【ものかは】単語。