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わたり【渡り】🔗🔉

わたり【渡り】 [名]川などの渡る場所。渡し。「宇治の―」離れた二つの場所に掛けて渡すもの。渡り板や渡り廊下など。外国から渡来すること。また、そのもの。「オランダ―の鉄砲」定住しないで渡り歩くこと。また、その人。「―の職人」両者が通じ合うように交渉すること。「資本参加についての―があった」連続する音韻を発音する際、ある単音から次の単音へ移るための調音の態勢の動き。また、それによって生じる音。一つの単音について、前からの渡りを「入り渡り」、後ろへの渡りを「出渡り」という。囲碁で、相手の石を挟んで両方の石が連絡すること。盤面の端で行われる。動物、特に鳥が、環境の変化に応じて行う季節的な往復移動。食物の獲得・産卵などのために行う。(「径」とも書く)さしわたし。直径。わたし。「丁度―一尺位に見える橙黄色の日輪が」〈鴎外・妄想〉活版印刷の組版で、ページ物を組み付けるとき、見開きの左側の版の左端から右側の版の右端までの寸法。ある所へやって来ること。また、来訪すること。「さてもただ今の御―こそ、情けもすぐれて深う」〈平家・七〉川などを渡ること。「淀の―といふものをせしかば」〈枕・一一四〉〔接尾〕助数詞。物事がひととおりゆきわたる回数を数えるのに用いる。「ひと―注意して見回る」

大辞泉 ページ 16151 での渡り単語。