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かげろう【蜉蝣・蜻蛉】かげろふ🔗🔉

かげろう【蜉蝣・蜻蛉】かげろふ 《飛ぶ姿が陽炎(かげろう)の立ちのぼるさまに以ているところからの名》カゲロウ目の昆虫の総称。体は繊細で、腹端に長い尾が二、三本ある。翅(はね)は透明で、幅の広い三角形。夏、水辺の近くの空中を浮かぶようにして群れ飛ぶ。幼虫は川中の礫(れき)上や砂中に一〜三年暮らす。成虫は寿命が数時間から数日と短いため、はかないもののたとえにされる。糸遊(いとゆう)(蜻蛉)トンボの古名。「―なんどのやうにやせおとろへたる者よろぼひ出できたり」〈平家・三〉《季 秋》(蜻蛉)源氏物語第五二巻の巻名。薫、二七歳。浮舟の失踪(しつそう)と、その後の薫を描く。

大辞泉 ページ 2778 での蜉蝣単語。