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かぶ【株】🔗🔉

かぶ【株】 [名]切り倒した木や、刈り取った稲などの、あとに残った根元の部分。切り株や刈り株。くいぜ。草木の、何本にも分かれた根元。「菊の―を分ける」株式。株券。特定の身分・地位または職業上・営業上の権利・資格・格式。「相撲の年寄―」「このまま家(=芸者屋)の―をそっくり譲ってやりたいと」〈荷風・腕くらべ〉江戸時代、株仲間の一員として持つ特権。また、御家人(ごけにん)・名主(なぬし)などの身分・地位を世襲・継続する特権。売買の対象ともなった。その仲間・社会で評価を得ていること。また、その評価。「日本の―が上がる」その人特有の癖。得意なわざ。現代では「おかぶ」の形で用いる。「このばあさまは…泣きごとばかりいふが―なり」〈滑・浮世風呂・二〉→御株(おかぶ)〔接尾〕助数詞。根のついた草木を数えるのに用いる。「カンナ三―」株式・株券を数えるのに用いる。名詞に付いて、その地位・資格を持つ者の意を表す。「兄貴―」「番頭―」

大辞泉 ページ 3100 での単語。