複数辞典一括検索+

さんしょう‐だゆう【山椒太夫】サンセウダイフ🔗🔉

さんしょう‐だゆう【山椒太夫】サンセウダイフ 伝説上の人物。丹後国由良の富者で、強欲非道と伝えられる。安寿姫と厨子王(ずしおう)の姉弟を人買いから譲り受けて酷使したが、逃亡した厨子王の敵討ちにあったという。名は、山椒売りの長者、または三つも山荘をもつ長者の意で、「山荘太夫」「三荘太夫」とも書く。説経節。五説経の一。の伝説を脚色したもの。江戸初期に流行。浄瑠璃・歌舞伎などの一系統で、説経節として語られたの伝説を脚色したもの。浄瑠璃「三荘太夫五人嬢(むすめ)」など。(山椒大夫)森鴎外の小説。大正四年(一九一五)発表。山椒太夫伝説に題材を取り、安寿と厨子王の受難と姉弟愛を描く。

大辞泉 ページ 6349 での山椒太夫単語。