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しき‐さんば【式三番】🔗🔉

しき‐さんば【式三番】 《「しきさんばん」とも》猿楽に古くから伝わる儀式的な曲。初めは父尉(ちちのじよう)・翁(おきな)・三番猿楽(のちの三番叟(さんばそう))、室町時代以降は千歳(せんざい)・翁・三番叟の三人による祝福舞。現在の能の「翁」。江戸歌舞伎の儀式舞踊。能の「翁」をまねたもので、顔見世の初日から三日間、正月興行の仕初(しぞめ)、劇場のこけら落としなどに行われた。翁渡(おきなわたし)歌舞伎舞踊。能の「翁」を儀式・祝言用の舞踊としたもの。長唄「翁千歳三番叟」、常磐津「祝言式三番叟」、義太夫「寿式三番叟」などがある。

大辞泉 ページ 6546 での式三番単語。