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じっ‐せん【実践】🔗🔉

じっ‐せん【実践】 [名]スル主義・理論などを実際に自分で行うこと。「理論を―に移す」哲学で、人間の倫理的行為。アリストテレスの用法で、カントなどもこの意味で用いる。人間が外界についてもっている自らの知識に基づき、これに働きかけて変革していく行為。マルクスとエンゲルスによって明らかにされた意味。 [用法]実践・実行・実施――「計画を実践(実行・実施)する」のように、実際に行なう意では相通じて用いられる。◇「実践」は理論・徳目などを、みずから実際に行う場合に多く使う。「理論と実践」「神の教えを実践する」など。◇「実行」は最も普通に使われるが、倫理的な事柄についてはあまり用いない。「親孝行の実践」に、「実行」を用いると不自然な感じになる。◇「実施」は、あらかじめ計画された事・行事などを実際に行う意で、「減税計画を実施する」「試験の実施期間」などと用いる。

大辞泉 ページ 6801 での実践単語。