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せみ【×蝉】🔗🔉

せみ【×蝉】 半翅(はんし)目セミ科の昆虫の総称。翅(はね)は膜質で透明。頭部は三角形で両側に複眼、その間に単眼が三個あり、管状の口吻(こうふん)をもち、樹液を吸う。雄は腹部に発音器をもち、樹幹などで鳴く。幼虫は地中で木の根の汁を吸って育ち、数年ののち地上に出て成虫になる。日本にはアブラゼミ・ニイニイゼミ・ヒグラシ・クマゼミ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシなど三二種が知られる。《季 夏》「閑(しづ)かさや岩にしみ入る―の声/芭蕉」帆柱の上端または長いさおの先などにつけて、綱を掛けて、高い所に物を引き上げるのに用いる小さい滑車。せみぐち。せみもと。雅楽に使う横笛の部分の名。吹き口と頭(かしら)の中間の背面を約一センチ切り取って蝉形の木片をはめこんだもの。

大辞泉 ページ 8551 での単語。