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いで‐い【出居】‐ゐ🔗🔉

いで‐い【出居】‐ゐ 外の方に出て座ること。「例はことに端近なる―などもせぬを」〈源・薄雲〉寝殿の庇(ひさし)の内部にある応接用の部屋。のちに「でい」と呼ばれ、接客用の座敷の意になる。出居殿(いでいどの)。いでいのざ。「―に火をだにもともさず」〈著聞集・八〉朝廷で、賭弓(のりゆみ)・相撲(すまい)などの儀式のとき、臨時に設ける座。また、その座に着いて事を行う人。いでいのざ。「―につきて賭け物とりてまかでたり」〈かげろふ・中〉

いてい‐あん【以酊庵】🔗🔉

いてい‐あん【以酊庵】 対馬(つしま)にあった禅寺。江戸幕府は五山の学僧を交替で派遣し、朝鮮との往復書簡のことや使者の接待にあたらせた。

イディオム【idiom】🔗🔉

イディオム【idiom】 慣用句。成句。熟語。

いで‐いで🔗🔉

いで‐いで [感]心から感動した気持ちを表す語。いやもう。「―、いといみじうめでたしや」〈大鏡・後一条院〉決意や勧誘を表す語。どれどれ。さあさあ。「伝はりぬる事は、―承らばや」〈大鏡・師尹〉

いでい‐の‐ざ【出居の座】いでゐ‐🔗🔉

いでい‐の‐ざ【出居の座】いでゐ‐ 出居(いでい)」に同じ。出居(いでい)」に同じ。

いで‐いり【出で入り】🔗🔉

いで‐いり【出で入り】 出たり入ったりすること。ではいり。「夜深きほどに、人をしづめて―などし給へば」〈源・夕顔〉動作。立ち居振る舞い。「家の人の―憎げならず」〈土佐〉もめごと。訴訟。でいり。「その約束をのばし、―になる事」〈浮・永代蔵・一〉

いで‐い・る【出で入る】🔗🔉

いで‐い・る【出で入る】 [動ラ四]出たり入ったりする。「―・る下人(しもびと)だになくて、つれづれとながめ給ふ」〈源・蓬生〉

いで・いる【出で居る】いでゐる🔗🔉

いで・いる【出で居る】いでゐる [動ワ上一]ある場所に出て座る。「御格子(みかうし)ども上げわたして、人々―・ゐたり」〈源・花宴〉開けた場所に出ていって住む。「さる海づらに―・ゐたる、ひがひがしきやうなれど」〈源・若紫〉

大辞泉 ページ 1002