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手は見せ🔗🔉

手は見せ 刀を抜く手も見せずに斬ってしまう。抜きうちにする。「笑ひ止まずば―ぬ」〈浄・朝顔話〉

手も足も出ない🔗🔉

手も足も出ない 施す手段がまったくない。力が及ばずどうしようもない。「相手が強すぎて―ない」「難問に―ない」

手もすまに🔗🔉

手もすまに 手も休めずに。せっせと。「―植ゑし萩にやかへりては見れども飽かず心尽くさむ」〈万・一六三三〉

手も無く🔗🔉

手も無く 簡単に。たやすく。「―ひねられる」そのまま。「早い話が八犬伝は―水滸伝の引写しじゃげえせんか」〈芥川・戯作三昧〉

手を空(あ)・ける🔗🔉

手を空(あ)・ける 仕事の予定などを入れないでおく。「頼みがあるから―・けておいてくれ」

手を上・げる🔗🔉

手を上・げる 降参する。「攻めたてられて思わず―・げる」なぐろうとして手を振り上げる。乱暴をはたらく。「親に向かって―・げる」腕前や技量が進歩する。上達する。「ゴルフの―・げる」

手を合わ・せる🔗🔉

手を合わ・せる 両方の手のひらを合わせる。感謝の気持ち、懇願の気持ちなどを表す。「小遣い銭欲しさに親に―・せる」拝む。合掌する。「神棚に―・せる」相手として勝負する。手合わせをする。「有段者と―・せる」

手を入・れる🔗🔉

手を入・れる よい状態にするために、補ったり、直したりする。手を加える。「原稿に―・れる」「盆栽に―・れる」捜査や検挙のために、警察などが現場に踏み込む。「暴力団の事務所に―・れる」

手を打・つ🔗🔉

手を打・つ 感心したり、思い当たったり、感情が高ぶったりしたときに両手を打ち合わせて音をたてる。「―・って大喜びする」「はたと―・つ」話をまとめる。また、仲直りをする。「言い値で―・つ」「抗争中の両派が―・つ」予想される事態に対して必要な処置をとる。「話がこじれる前に―・つ」

手を置・く🔗🔉

手を置・く 処置に窮する。「医者の―・く物思ひ」〈浄・用明天皇〉

手を替え品(しな)を替え🔗🔉

手を替え品(しな)を替え さまざまに方法・手段をかえて。「―子供の機嫌をとる」

大辞泉 ページ 10223