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手に負えない🔗🔉

手に負えない 自分の力では扱いきれない。手に余る。「―ないいたずらっ子」

手に落・ちる🔗🔉

手に落・ちる その人の所有となる。支配下にはいる。手に帰する。「競売で業者の―・る」

手に掛か・る🔗🔉

手に掛か・る 直接に取り扱われる。「彼の―・れば簡単にかたづく」殺される。「暗殺者の―・る」世話を受ける。「継母の―・りていますかりければ」〈大和・一四二〉

手に掛・ける🔗🔉

手に掛・ける 自分で直接行う。「自分が―・けた仕事」自分で世話をする。手塩にかける。「盆栽を―・けて育てる」人に処理などをたのむ。「医者の―・けることなく治る」自分の手で人を殺す。「仇(かたき)を―・ける」

手に帰・する🔗🔉

手に帰・する 所有物となる。支配下になる。手に落ちる。「優勝は東北の球児たちの―・した」

手に据えた鷹(たか)を逸(そ)らす🔗🔉

手に据えた鷹(たか)を逸(そ)らす 飼い慣らした鷹を逃がしてしまう。いったん手に入れた大切なものを失うことのたとえ。

手にする🔗🔉

手にする 手に取って持つ。「本を―する」自分の物にする。「欲しかった車をやっと―する」

手に付かない🔗🔉

手に付かない 心が他に奪われてその事に集中できない。「うれしくて仕事が―ない」

手に手を取・る🔗🔉

手に手を取・る 互いに手を取る。特に、相愛の男女が行動をともにする。「―・ってかけおちする」

手に取るよう🔗🔉

手に取るよう すぐ目の前にあるように、はっきり見えたり聞こえたりするさま。手に取るばかり。「相手の反応が―にわかる」

手に成・る🔗🔉

手に成・る (「…の手に成る」の形で)製作の任に当たる。手掛ける。「応挙の―・る虎の図」

手に握・る🔗🔉

手に握・る 自分の所有とする。また、自分の支配下におく。「権力を―・る」

手に乗・る🔗🔉

手に乗・る 策略におちいる。「まんまとこちらの―・る」自分の自由になる。「この位にせにゃ、男は―・らぬわいな」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉

手に入(はい)・る🔗🔉

手に入(はい)・る 自分の所有となる。手にいる。「珍品が―・る」

手の施しようがな・い🔗🔉

手の施しようがな・い 処置のしようがない。「ここまで問題がこじれては―・い」

手の舞い足の踏む所を知らず🔗🔉

手の舞い足の踏む所を知らず 《「礼記」楽記から》非常に喜んで思わず小躍りするさま。有頂天になるようすにいう。「劇的な逆転勝ちに―喜ぶ」あわてふためくさま。「公卿殿上人、内裏へ馳(は)せ参って―」〈保元・下〉

大辞泉 ページ 10222