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「て」の濁音。歯茎の有声破裂子音[d]と母音[e]とからなる音節。[de]

で【出】🔗🔉

で【出】 外へ出ること。「日の―」出る状態・度合い。「水の―がいい」「人の―が少ない」ある場所に出ること。出勤すること。「明日も―だよ」俳優などが舞台に登場すること。また、芸人が高座に出ること。「楽屋で―を待つ」芸者が招かれて客の座敷に出ること。「―の着物」物事のはじめ。書き出し、歌い出しなどをいう。「―がうまくいけばあとは大丈夫」出どころ。出身地・出身校などをいう。「九州の―」「旧家の―」「大学―」物の出ている部分。建築物の突出部。また、その寸法。「軒(のき)の―」(とも)の最高部。(多く動詞の連用形に付き、下に「ある」「ない」を伴って)物事をなすのに十分な分量。また、物事をなしおえるのに要する時間・労力。「読み―がある」「西洋の新聞は実に―がある。…残らず読めば五六時間はかかるだろう」〈漱石・倫敦消息〉

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[接]前の話を受けて、次の話を引き出す。それで。「―、今どこにいますか」「―、どうしました」そういうわけで。それで。「探したが見つからない。―、新しいのを買った」

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《断定の助動詞「だ」の連用形》〔助動〕

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[格助]《格助詞「にて」の音変化》名詞、名詞的な語に付く。動作・作用の行われる場所・場面を表す。「家―勉強する」「委員会―可決する」「試験―合格点を取る」「やまきの館(たち)―夜討ちに討ち候ひぬ」〈平家・五〉動作・作用の行われる時を表す。「二〇歳―結婚する」「十三―元服仕り候ふまでは」〈平家・七〉動作・作用を行う主体となる組織・団体を表す。「政府側―検討中だ」「気象庁―光化学スモッグ警報を発令した」期限・限度・基準を表す。「一日―仕上げる」「五つ―一〇〇円」「三百騎ばかり―喚(をめ)いて駆く」〈平家・七〉動作・作用の行われる状態を表す。「みんな―研究する」「笑顔―あいさつする」「盗人なる心―、否(え)、主、かく口きよくな言ひそ」〈今昔・二八・三一〉動作・作用の手段・方法・材料などを表す。…を使って。「電話―連絡する」「テレビ―知ったニュース」「紙―作った飛行機」「この御馬―宇治河のまっさき渡し候ふべし」〈平家・九〉動作・作用の原因・理由を表す。「受験勉強―暇がない」「君のおかげ―助かった」「その御心―こそかかる御目にもあはせ給へ」〈平家・二〉[接助]《から。近世語》活用語の終止形に付く。原因・理由を表す。「おれが居て、あちこちから算段してやる―通られるが」〈滑・浮世床・初〉

大辞泉 ページ 10228