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ところ‐せま・い【所狭い】🔗🔉

ところ‐せま・い【所狭い】 [形]ところせま・し[ク]場所がせまい。せまくて窮屈である。「―・く人が立ち並ぶ」「―・しと雑誌を広げる」

ところ‐そだち【所育ち】🔗🔉

ところ‐そだち【所育ち】 その土地に生まれ育つこと。また、その人。「―も物紛れして」〈浮・一代男・四〉

ところ‐たがえ【所違へ】‐たがへ🔗🔉

ところ‐たがえ【所違へ】‐たがへ ある場所と他の場所をまちがえること。「―などならば、おのづからまた言ひに来なむ」〈枕・二七七〉

ところで🔗🔉

ところで [接]《接続助詞「ところで」から》いったん言葉を切って、話題を変えるとき用いる。ときに。それはそれとして。「―あなたはどうします」それで。ゆえに。「其のくじに一くじが出たぞ。―臣下共が、今年ばかり代を御もちあらうかと」〈蒙求抄・一〉けれども。だが。「こなたへは参り候ふまいといふぞ。―三度まで行かれたぞ」〈蒙求抄・一〉

ところで🔗🔉

ところで [接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「で」から》過去の助動詞「た」の終止形に付く。ある事態が起こっても、何もならないか、または、好ましくない状態をひき起こすことを予想させる意を表す。…しても。…たとしても。「警告を発した―聞き入れはすまい」「たとえ勝った―後味の悪い試合だ」◆「ところで」は中世後期以降用いられ、初めは順接の確定条件を表した。「人多い―見失うた」〈虎明狂・二九十八〉。近世後期になって、逆接の確定または仮定条件が生まれた。近代以降は、もっぱら逆接の意にのみ用いられ、「ところが」の領域をも占めるようになった。現代語では、「たとえ」「よし」「よしんば」などの副詞と呼応して用いられることが多い。

ところ‐てん【心太・瓊脂】🔗🔉

ところ‐てん【心太・瓊脂】 海藻のテングサを煮て寒天質をこし、型に流し込んで冷やし固めた食品。ところてん突きで突き出してひも状にし、酢醤油・二杯酢などをかけて食べる。夏の味覚とされる。《季 夏》

大辞泉 ページ 10824