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とし‐とく【歳徳・年徳】🔗🔉

とし‐とく【歳徳・年徳】 「歳徳神」の略。歳徳神のいる方角。明きの方。恵方(えほう)

としとく‐じん【歳徳神】🔗🔉

としとく‐じん【歳徳神】 陰陽道(おんようどう)でその年の福徳をつかさどるとされる神。この神のいる方角を、明きの方・恵方(えほう)といい、万事に吉という。年によって方角が違う。年神(としがみ)。《季 新年》「あばらやも―の御宿かな/一茶」

としとく‐だな【歳徳棚】🔗🔉

としとく‐だな【歳徳棚】 正月、歳徳神をまつる棚。その年の恵方に向けてつるし、注連(しめ)飾りをし、鏡餅(かがみもち)などを供える。恵方棚。年棚。《季 新年》「火の数や―のにぎやかさ/鬼貫」

とし‐どし【年年】🔗🔉

とし‐どし【年年】 年を追うごと。年ごと。毎年。ねんねん。「―に人口が増える」

どし‐どし🔗🔉

どし‐どし [副]物事が引き続いて起こったり、行われたりするさま。どんどん。「仕事を―(と)かたづける」「家を―取り毀(こわ)させてしまったので」〈太宰・右大臣実朝〉遠慮なく行うさま。「―(と)質問をしてください」荒々しく足音を立てる音を表す語。「土足で―(と)歩く」

とし‐とり【年取り】🔗🔉

とし‐とり【年取り】 年齢が加わること。加年。加齢。新年を迎えること。また、大晦日(おおみそか)または節分の夜に年を取ることを祝って行う儀式。《季 冬》「―が済みて炬燵(こたつ)に炉に集ひ/素十」

としとり‐ざかな【年取り魚】🔗🔉

としとり‐ざかな【年取り魚】 大晦日の年越しの膳に白飯とともにつける魚。塩鮭(しおざけ)・塩鰤(しおぶり)など、地方によって異なる。

としとり‐もの【年取り物】🔗🔉

としとり‐もの【年取り物】 年の暮れに用意する、正月を迎えるための飾り物や燃料・食料品など。年の物。《季 冬》「須磨の浦の―や柴一把/芭蕉」

とし‐と・る【年取る】🔗🔉

とし‐と・る【年取る】 [動ラ五(四)]年齢が多くなる。また、老いる。「―・って、初めて良さがわかる」

大辞泉 ページ 10840