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との‐うつり【殿移り】🔗🔉

との‐うつり【殿移り】 貴人の転居。家移り。「この御―の数の中には」〈源・玉鬘〉

と‐の‐え【外の重】‐へ🔗🔉

と‐の‐え【外の重】‐へ 《九重(ここのえ)(宮城)の外の意》宮城の外郭。また、衛門府の官人がいる陣。

との‐がた【殿方】🔗🔉

との‐がた【殿方】 女性が男性を丁重にさしていうときに用いる語。

との‐ぐも・る【との曇る】🔗🔉

との‐ぐも・る【との曇る】 [動ラ四]空一面に曇る。たなぐもる。「雨降らず―・る夜のしめじめと恋ひつつ居りき君待ちがてり」〈万・三七〇〉

どの‐くらい【何の位】‐くらゐ🔗🔉

どの‐くらい【何の位】‐くらゐ どれほど。いくらぐらい。どの程度。「厚さは―の板か」「費用は―かかるのか」(副詞的に用いて)程度のはなはだしいさま。どれほどか。「―心配したと思う」

と‐の‐こ【×砥の粉】🔗🔉

と‐の‐こ【×砥の粉】 砥石(といし)を切り出すときに出る粉末。また、黄土を焼いて作った粉。刀剣の研磨、木材の着色、塗料の下地に用いる。

との‐ご【殿御】🔗🔉

との‐ご【殿御】 女性が男性を敬っていう語。

との‐ごころ【殿心】🔗🔉

との‐ごころ【殿心】 女性が男性を恋しく思う心。「もやもやと上気して…―のおこり」〈浮・一代女・四〉

とのご‐はじめ【殿御始め】🔗🔉

とのご‐はじめ【殿御始め】殿始め」に同じ。「―の新枕」〈浄・忠臣蔵〉

とのご‐ぶり【殿御振り】🔗🔉

とのご‐ぶり【殿御振り】 男ぶり。男まえ。「色も香もある―」〈浄・太功記〉

との‐ごも・る【殿隠る】🔗🔉

との‐ごも・る【殿隠る】 [動ラ四]《殯(もがり)の宮にこもる意から》「死ぬ」の尊敬語。おかくれになる。崩御する。「大殿を仕へ奉りて―・り隠りいませば」〈万・三三二六〉《寝殿にこもる意から》「寝る」の尊敬語。おやすみになる。おおとのごもる。「などか、…ここには―・る」〈宇津保・嵯峨院〉

との‐さま【殿様】🔗🔉

との‐さま【殿様】 貴人・主君・領主などの敬称。江戸時代、大名・旗本の敬称。生活にめぐまれ、何事にもおうような人。のんびりしていて、世事にうとい人。

とのさま‐がえる【殿様×蛙】‐がへる🔗🔉

とのさま‐がえる【殿様×蛙】‐がへる アカガエル科のカエル。体長五〜九センチ。背面は緑色ないし褐色で黒色斑紋があり、背の中央を黄色の線が走る。腹面は白または淡黄色。五〜八月に水田や池に寒天質の大きな卵塊を産む。金線蛙(きんせんがえる)

とのさま‐げい【殿様芸】🔗🔉

とのさま‐げい【殿様芸】 貴人や金持ちなど、暇と金にゆとりのある人が、なぐさみにおぼえた芸。だんな芸。

大辞泉 ページ 10904