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な・ぐ【×凪ぐ・△和ぐ】🔗⭐🔉
な・ぐ【×凪ぐ・△和ぐ】
[動ガ五(四)]
(凪ぐ)風がやんで波が静かになる。風波がおさまる。「―・いだ海」
(和ぐ)気持ちが穏やかになる。なごむ。「心が―・ぐ」
[動ガ上二]

に同じ。「海つ路の―・ぎなむ時も渡らなむかく立つ波に舟出すべしや」〈万・一七八一〉
天候が穏やかになる。よく晴れわたる。「雲もなく―・ぎたる朝の我なれやいとはれてのみ世をば経ぬらむ」〈古今・恋五〉

に同じ。「天離る鄙(ひな)とも著(しる)くここだくも繁き恋かも―・ぐる日もなく」〈万・四〇一九〉◆「凪」は国字。











な・ぐ【×薙ぐ】🔗⭐🔉
な・ぐ【×薙ぐ】
[動ガ五(四)]刃物を勢いよく横に払って切る。「草を―・ぐ」
な・ぐ【投ぐ】🔗⭐🔉
な・ぐ【投ぐ】
[動ガ下二]「なげる」の文語形。
なくこ‐なす【泣く子なす】🔗⭐🔉
なくこ‐なす【泣く子なす】
〔枕〕乳を探り求めて泣く子のように、または、人込みにはぐれた親を求めて泣く子のように、の意から、「さぐり」に掛かる。「里人の行きの集ひに―行き取り探り」〈万・三三〇二〉
なぐさ【△慰】🔗⭐🔉
なぐさ【△慰】
心を慰めるもの。なぐさめ。「我(あれ)のみそ君には恋ふる我が背子が恋ふと言ふことは言(こと)の―そ」〈万・六五六〉
なぐさ‐の‐はま【名草の浜】🔗⭐🔉
なぐさ‐の‐はま【名草の浜】
和歌山市南部、紀三井(きみい)寺付近の浜。《歌枕》「海人(あま)の刈るみるめを波にまがへつつ―を尋ねわびぬる」〈新古今・恋一〉
大辞泉 ページ 11178。