複数辞典一括検索+

なまむぎ‐じけん【生麦事件】🔗🔉

なまむぎ‐じけん【生麦事件】 文久二年(一八六二)薩摩(さつま)藩の島津久光一行が江戸からの帰途、横浜生麦村にさしかかった際、騎馬のまま行列を横切った英国人四人を殺傷した事件。→薩英(さつえい)戦争

なま‐むつか・し【生難し】🔗🔉

なま‐むつか・し【生難し】 [形シク]なんとなくめんどうである。こうるさい。「しばしは、―・しう煩はしきやうにはばからるることあれど」〈源・夕霧〉

なま‐め【生海布】🔗🔉

なま‐め【生海布】 なまの海藻。海にあるままの海藻。「こゆるぎの海人(あま)はあさりにやつれつついかなる時に―刈るらむ」〈忠見集〉

な‐まめ【×儺豆】🔗🔉

な‐まめ【×儺豆】 節分の夜、悪鬼を追い払うのにまく豆。

なま‐めかし・い【×艶めかしい】🔗🔉

なま‐めかし・い【×艶めかしい】 [形]なまめか・し[シク]《動詞「なまめく」の形容詞化》姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。「―・い声」「―・くしなを作る」清新でみずみずしい。若々しい。「あてに―・しう、二月ばかりのしだり柳のさましたり」〈紫式部日記〉優雅で気品がある。「御簾押し上げて眺め給へるさま…若う―・しき御さまなり」〈源・若菜上〉物や情景などが美しく趣がある。風流である。「七夕まつるこそ―・しけれ」〈徒然・一九〉 [派生]なまめかしげ[形動]なまめかしさ[名]

なま‐め・く【×艶めく】🔗🔉

なま‐め・く【×艶めく】 [動カ五(四)]《「なま」は未熟の意》異性の心を誘うような色っぽさが感じられる。また、あだっぽいふるまいをする。「―・いたしぐさ」「このくるまを女車とみて、寄り来てとかく―・くあひだに」〈伊勢・三九〉若々しく美しく見える。清新である。「その里に、いと―・いたる女はらから住みけり」〈伊勢・一〉しっとりとして、品がある。優美である。「高麗(こま)の紙の…色などは華やかならで―・きたるに」〈源・梅枝〉物や情景などが、美しく趣がある。風流である。「秋の野のいと―・きたるなど見給ひて」〈源・賢木〉

なま‐めざま・し【生目覚まし】🔗🔉

なま‐めざま・し【生目覚まし】 [形シク]なんとなく気にくわない。少し目ざわりだ。「―・しきものにおぼしたりしを」〈源・幻〉

なまめ‐ぼし【なまめ星】🔗🔉

なまめ‐ぼし【なまめ星】 二十八宿の一、壁宿(へきしゆく)の和名。→壁(へき)

大辞泉 ページ 11280