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にじり‐がき【×躙り書(き)】🔗🔉

にじり‐がき【×躙り書(き)】 [名]スル筆を紙に押さえつけて、にじるように文字を書くこと。「手探りで―した遺書(かきおき)を残してな」〈鏡花・歌行灯〉

にじり‐ぐち【×躙り口】🔗🔉

にじり‐ぐち【×躙り口】 草庵茶室における客の出入り口。ふつう、高さ二尺二寸(約六六センチ)、幅二尺一寸(約六三センチ)くらい。にじるようにして入るのでこの名がある。にじりあがり。くぐり。

にじり‐こ・む【×躙り込む】🔗🔉

にじり‐こ・む【×躙り込む】 [動マ五(四)]座ったままひざを進めて少しずつ入り込む。また、無理に入り込む。「廊下の突膝を、そのまま―・ませて、静かにあとをしめ」〈里見・大道無門〉

にじり・でる【×躙り出る】🔗🔉

にじり・でる【×躙り出る】 [動ダ下一]座ったままひざを進めて少しずつ出る。また、じわじわと出る。「そろそろ遣戸の後から、―・でながら」〈芥川・偸盗〉

にじり‐よ・る【×躙り寄る】🔗🔉

にじり‐よ・る【×躙り寄る】 [動ラ五(四)]座ったままじりじりとひざで進み寄る。「火鉢のそばに―・る」「―・って耳打ちする」

に‐じる【煮汁】🔗🔉

に‐じる【煮汁】 《「にしる」とも》物を煮た汁。金属工芸品の着色に用いる水溶液。緑青(ろくしよう)・酢・胆礬(たんばん)などを水にまぜたもの。

にじ・る【×躙る・×躪る】🔗🔉

にじ・る【×躙る・×躪る】 [動ラ五(四)]座ったまま、少しずつひざを使って進む。「―・って近くへ寄る」押しつけてすり動かす。「煙草の火を―・って消す」

に‐じるし【荷印】🔗🔉

に‐じるし【荷印】 荷物を発送するとき、その所属や種類などを示すために包装につける符号。

にじ‐れいきゃくすい【二次冷却水】🔗🔉

にじ‐れいきゃくすい【二次冷却水】 加圧水型原子炉で、炉心を通る一次冷却水からの熱を受け取り、蒸気となってタービンを回す循環水。

に‐しろ🔗🔉

に‐しろ 〔連語〕《格助詞「に」+サ変動詞「する」の命令形「しろ」》仮定または確定の事柄を示し、あとにそれに逆らう事柄を判断的に述べる意を表す。…にしても。「失敗する―やるだけのことはやる」例を示し、それがあとに述べる事柄に当てはまることを暗示する意を表す。…にしても。「どちら―高過ぎて手が出ない」「買う―買わない―一度見ておこう」◆は係助詞「も」を挿入した「にもしろ」の形でも用いる。「短時間にもしろ会えたのは幸運だ」

大辞泉 ページ 11443