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いわはし‐の【岩橋の・石橋の】いははし‐🔗🔉

いわはし‐の【岩橋の・石橋の】いははし‐ 〔枕〕飛び石と飛び石との間という意から「間(ま)」「近し」「遠し」にかかる。「―間近き君に恋ひわたるかも」〈万・五九七〉「―遠き心は思ほえぬかも」〈万・二七〇一〉

いわ‐ばし・る【石走る】いは‐🔗🔉

いわ‐ばし・る【石走る】いは‐ [動ラ四]岩の上や間を水が激しく流れる。水が岩に当たってしぶきをあげる。「―・りたぎち流るる泊瀬川(はつせがは)絶ゆることなくまたも来て見む」〈万・九九一〉

いわ‐ばしる【石走る】いはばしる🔗🔉

いわ‐ばしる【石走る】いはばしる 〔枕〕岩で水がとびちる意から「垂水(たるみ)」にかかる。「―垂水の上のさわらびの」〈万・一四一八〉「近江(あふみ)」「神奈備山(かんなびやま)」などにかかる。「―近江の国の楽浪(ささなみ)の」〈万・二九〉

いわ‐はだ【岩肌・岩膚】いは‐🔗🔉

いわ‐はだ【岩肌・岩膚】いは‐ 岩の表面。

いわ‐はな【岩鼻・岩端】いは‐🔗🔉

いわ‐はな【岩鼻・岩端】いは‐ 岩の突端。突き出た岩のはし。

いわ‐ひげ【岩×髭・岩×鬚】いは‐🔗🔉

いわ‐ひげ【岩×髭・岩×鬚】いは‐ モズク科の褐藻。本州・九州沿岸の波の当たる岩上に群生し、高さ五〜一五センチ。軟骨質の糸状で暗褐色をし、乾くと黒くなる。ツツジ科の常緑小低木。本州以北の高山の岩の間に生える。茎にうろこ状の葉が密につく。夏、白色または淡紅色の釣鐘形の花をつける。

いわ‐ひば【岩×檜葉・巻柏】いは‐🔗🔉

いわ‐ひば【岩×檜葉・巻柏】いは‐ イワヒバ科の常緑、多年生のシダ。山地の岩上などに生え、高さ約二五センチ。茎の頂から多くの枝を出し、乾燥時には内側に巻き込み、湿気にあうと開く。枝に小さな鱗片(りんぺん)状の葉が密生する。観賞用にし、園芸品種も多い。巻柏(けんぱく)。いわまつ。くさひば。《季 夏》

いわ‐ひばり【岩雲雀・岩×いは‐🔗🔉

いわ‐ひばり【岩雲雀・岩×いは‐ スズメ目イワヒバリ科の鳥。全長一八センチくらい。背面はくすんだ灰黒色で、わきは濃い栗色。日本では本州の高山の岩場で繁殖し、冬期は山麓に移動する。イワヒバリ科にはヤマヒバリ・カヤクグリなども含まれる。おやますずめ。《季 夏》

大辞泉 ページ 1176