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はね‐がき【羽×掻き】🔗🔉

はね‐がき【羽×掻き】 鳥がくちばしで羽をかきつくろうこと。一説に鳥がはばたくこと。「暁の鴫(しぎ)の―百羽(ももは)がき君が来ぬ夜は我ぞ数かく」〈古今・恋五〉

はね‐か・く【羽×掻く】🔗🔉

はね‐か・く【羽×掻く】 [動カ四]鳥がはねがきをする。「百羽(ももは)がき―・く鴫(しぎ)もわがごとくあしたわびしき数はまさらじ」〈拾遺・恋二〉

はね‐かくし【隠虫・羽虫】🔗🔉

はね‐かくし【隠虫・羽虫】 甲虫目ハネカクシ科の昆虫の総称。体長五〜三〇ミリ。体は扁平で細長い。前翅(まえばね)は非常に短く、後ろ翅はその下に小さく畳み込まれ、腹部の後方が露出している。幼虫・成虫とも昆虫や腐肉を食べ、アリと共生するものもある。アオバアリガタハネカクシなど。

はね‐か・ける【×撥ね掛ける】🔗🔉

はね‐か・ける【×撥ね掛ける】 [動カ下一]はねか・く[カ下二]水・泥などをはねとばしてかける。「あやまってソースを上着に―・ける」責任や罪を他の人になすりつける。「アレコソ其ノ熟柿ヲバ食ベタレト―・キョウズルニ」〈天草本伊曾保・イソポが生涯の事〉

はねか・す【×撥ねかす】🔗🔉

はねか・す【×撥ねかす】 [動サ五(四)]水・泥などをとばし散らす。「ビシャリと水を―・した」〈竜胆寺雄・黒猫〉

はね‐かずら【はね鬘】‐かづら🔗🔉

はね‐かずら【はね鬘】‐かづら 年ごろになった少女がつける髪飾り。材料・形などは不明。「―今する妹をうら若みいざ率川(いざかは)の音のさやけさ」〈万・一一一二〉

はね‐ぎ【跳ね木・×刎木・×桔木】🔗🔉

はね‐ぎ【跳ね木・×刎木・×桔木】 (桔木)屋根裏に取り付ける材で、梃子(てこ)の原理を利用して軒先をはね上げるようにして支えるもの。屋根の勾配(こうばい)を急にしたり厚みを増したりできるようになる。物を抜き取るのに用いる、梃子のような木製の道具。

はね‐き・る【羽霧る】🔗🔉

はね‐き・る【羽霧る】 [動ラ四]はばたきをして水しぶきをあげる。「埼玉(さきたま)の小埼の沼に鴨そ―・る己が尾に降り置ける霜を払ふとにあらし」〈万・一七四四〉

大辞泉 ページ 12225