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ふ‐ぎんみ【不吟味】🔗🔉

ふ‐ぎんみ【不吟味】 よく吟味しないこと。取り調べを十分にしないこと。「富樫が関所の―は天が下に隠れなし」〈浄・島原蛙合戦〉

ふく【服】🔗🔉

ふく【服】 [名]からだに着るもの。着物。衣服。特に、洋服。「木綿の―」「―を着る」〔接尾〕助数詞。上に来る語によっては「ぷく」となる。粉薬などの包みを数えるのに用いる。「薬二―」茶・タバコなどを飲む回数をかぞえるのに用いる。「タバコを一―吸う」

服の衷(ちゆう)ならざるは身の災いなり🔗🔉

服の衷(ちゆう)ならざるは身の災いなり 《「春秋左伝」僖公二四年から。「衷」は、かなう、つりあう意》ふさわしくない服装は人に怪しまれて災いを招くもとになるということ。鄭の子臧(しぞう)が身分不相応な服装をしたために殺された故事による。

ふく【副】🔗🔉

ふく【副】 主なものに伴って補佐となること。また、そのものや人。副知事・副委員長など。書物・書類の原本を写した控え。写し。「正―二通の申請書」正。

ふく【幅】🔗🔉

ふく【幅】 [名]床の間に掛けて飾りとする軸物。掛け物。「山水の―」〔接尾〕助数詞。掛け物・軸物などを数えるのに用いる。上に来る語によっては「ぷく」「ぶく」となる。軸。「二―の掛け軸」

ふく【福】🔗🔉

ふく【福】 [名]運のよいこと。幸運。幸い。しあわせ。「―を授かる」「―の神」禍。神仏への供え物のおさがり。また、それをいただくこと。おふく。ごふく。「このすずは鞍馬の―にて候ふぞ」〈著聞集・一八〉[名・形動ナリ]ゆたかなこと。裕福なこと。また、そのさま。「―な旦那を取り放してはと」〈浮・禁短気・五〉

福過ぎて禍(わざわい)生ず🔗🔉

福過ぎて禍(わざわい)生ず 《「宋書」劉敬宣伝から》身に過ぎた幸福は、かえって禍のもととなる。分をわきまえて慎むべきであるということ。

福は内鬼は外🔗🔉

福は内鬼は外 節分の夜、豆まきの行事をするときに唱える言葉。幸運を招く福の神は内へ、禍(わざわい)をもたらす鬼は外への意。

ふく【複】🔗🔉

ふく【複】 「複試合(ふくしあい)」の略。単。「複勝式」の略。

ふ・く【吹く・噴く】🔗🔉

ふ・く【吹く・噴く】 [動カ五(四)](吹く)空気が流れ動く。風が起こる。風が通ってゆく。「そよ風が―・く」内部から水や蒸気などが勢いよくとび出す。ふき出す。「血が―・く」「鍋(なべ)が―・く」今まで見えなかったものが外や表面に現れ出る。「新芽が―・く」「粉が―・いた干し柿」相場が上がる。「小豆相場が―・く」(吹く)口をすぼめて、強く息を出す。また、そのようにして物に当てる。「風車(かざぐるま)を―・いて回す」細い口から勢いよく出す。ほとばしり出す。「銃が火を―・く」「エンジンが白煙を―・く」息と一緒に口から出す。「タバコの煙を―・く」(吹く)出す息で音をたてる。「口笛を―・く」今まで見えなかったものを外や表面に現し出す。「柳が芽を―・く」「緑青を―・いた銅像」(吹く)出まかせや大げさなことを言う。「ほらを―・く」(吹く)鉱石を溶かして金属を分離させる。精錬する。「銅を―・く」(吹く)鋳造する。「鐘を―・く」息をする。〈名義抄〉◆風が吹きわたるときの音、または口をすぼめて息を出すときの音がもとになってできた語という。とは、結果は同じ状態を意味するが、は内部からの力や勢いがそのような状態にするという観点に基づくもの。は「また、調子に乗ってふいている」のように自動詞的にも用いる。 [可能]ふける [下接句]明日(あした)は明日の風が吹く・羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹く・勝手な熱を吹く・粉(こ)を吹く・熱を吹く・火を吹く・一泡(ひとあわ)吹かせる・法螺(ほら)を吹く・喇叭(らつぱ)を吹く

大辞泉 ページ 13011