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ふだ【札・簡】🔗🔉

ふだ【札・簡】 《「ふみいた(文板)」の音変化》目的とする内容などを簡単に書いて、人に示したり渡したりする紙片や木片。「遊泳禁止の―を立てる」「質―」神仏の守り札。「魔除けの―」→御札(おふだ)娯楽場などの入場券。また、乗車券、切符。「芝居の―」「電車の―を入れる箱」〈鴎外・田楽豆腐〉カルタ・トランプ・花札などの、一枚一枚の紙片。「―を裏返しに配る」「絵―」巡礼などが、祈願のために札所の柱・扉・壁などに貼る紙片。「千社―」日給(につきゆう)の簡(ふだ)」に同じ。「暫しも滞るをば御―を削らせ給ひ」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉 [下接語]合い札・赤札・入れ札・氏子札・打ち札・絵札・大札・納め札・御(お)札・掛け札・貸家札・門(かど)札・木札・切り札・極め札・籤(くじ)札・配り札・下馬(げば)札・小札・護摩(ごま)札・下げ札・質札・正(しよう)札・捨て札・素(す)札・千社札・立て札・辻(つじ)札・手札・取り札・名札・荷札・値札・花札・場札・張り札・引き札・迷子(まいご)札・守り札・棟(むね)札・捲(めく)り札・宿(やど)札・山札・読み札・割り札

札が付・く🔗🔉

札が付・く 定評が生じる。「たうとう我慢を仕遂げたら、今ぢゃあそれと―・いて」〈人・辰巳園・五〉

ぶた【豚・×豕】🔗🔉

ぶた【豚・×豕】 イノシシを改良した家畜。吻(ふん)が上方にしゃくれ、耳が垂れ、短い尾が巻いているものが多い。デュロック・ヨークシャー・バークシャーなど品種が多く、肉用が主。皮革は柔軟で袋物などに加工され、剛毛はブラシの毛に用いる。太った人・食いしんぼうなどをののしっていう語。

豚に真珠(しんじゆ)🔗🔉

豚に真珠(しんじゆ) 《新約聖書「マタイ伝」第七章から》貴重なものも、価値のわからない者には無意味であることのたとえ。猫に小判。

ふた‐あい【二×藍】‐あゐ🔗🔉

ふた‐あい【二×藍】‐あゐ (くれない)と藍とを重ねて染めた青みのある紫色。二つ色。(かさね)の色目の名。表裏とも二藍、または表は赤みがかった濃い縹(はなだ)色で、裏は縹色。二藍襲(ふたあいがさね)

大辞泉 ページ 13125