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むくはら‐でら【向原寺】🔗🔉

むくはら‐でら【向原寺】 奈良県高市郡明日香村にあった日本最初の寺。欽明天皇一三年(五五二)百済(くだら)から献上された仏像を、蘇我稲目が小墾田(おはりだ)の家、のち向原の家に安置して寺としたのに始まるという。推古天皇の時代に豊浦(とゆら)に移転、豊浦寺と称した。現在はその跡地に向原(こうげん)寺(広厳寺)がある。

むくみ【浮腫】🔗🔉

むくみ【浮腫】 むくむこと。また、むくんだもの。ふしゅ。「全身に―がくる」

むく・む【浮腫む】🔗🔉

むく・む【浮腫む】 [動マ五(四)]体組織に余分な組織液がたまり、からだの全体、または一部分がはれたようになる。「顔が―・む」

むく‐むく🔗🔉

むく‐むく [副]スル雲・煙・泡などが重なり合ってわき出るさま。「黒雲が―(と)出てくる」感情や考えが急に起こるさま。「好奇心が―(と)頭をもたげる」横たわっているものがうごめくさま。また、起き上がるさま。「寝ていた子供が―(と)起きた」柔らかくふくらんでいるさま。「―した赤ん坊」

むくむく・し🔗🔉

むくむく・し [形シク]非常に恐ろしい。たいそう気味が悪い。「聞くに、いと―・しくをかし」〈更級〉

むく‐め・く【×蠢く】🔗🔉

むく‐め・く【×蠢く】 [動カ四]虫などがむくむくと動く。また、虫のようにうごめく。「蓑虫のやうにてや―・き参らむ」〈宇津保・楼上上〉

むく・ゆ【報ゆ・酬ゆ】🔗🔉

むく・ゆ【報ゆ・酬ゆ】 [動ヤ上二]「むくいる」の文語形。

む‐くゆう【無功用】🔗🔉

む‐くゆう【無功用】 仏語。自然のままにあり、身・口・意の動作に意志的造作を加えないこと。

むぐら【×葎】🔗🔉

むぐら【×葎】 広い範囲にわたって生い茂る雑草。また、その茂み。カナムグラ・ヤエムグラなど。もぐら。《季 夏》「山賤(やまがつ)のおとがひ閉る―かな/芭蕉」

大辞泉 ページ 14562