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うな【×鰻】🔗🔉

うな【×鰻】 「うなぎ」の略。「―どん」

うな【項】🔗🔉

うな【項】 〔語素〕他の語の上に付いて、首、また首の後ろの部分の意を表す。「うなずく」「うなかぶす」「うなかみ(項髪)」などの形で用いられる。

うな‐い【×髫・髫髪】‐ゐ🔗🔉

うな‐い【×髫・髫髪】‐ゐ 《「項(うな)(い)」の意か》昔、七、八歳の童児の髪をうなじのあたりで結んで垂らしたもの。また、女児の髪を襟首のあたりで切り下げておくもの。うないがみ。髪形をにした童児。幼い子供。「よんべの―もがな」〈土佐〉

うない‐おとめ【髫少女】うなゐをとめ🔗🔉

うない‐おとめ【髫少女】うなゐをとめ うない髪にした少女。「今朝みれば―がすり衣春たち初むる軒の松風」〈夫木・一〉

うない‐おとめ【菟原処女・菟名日処女】うなひをとめ🔗🔉

うない‐おとめ【菟原処女・菟名日処女】うなひをとめ 古代の妻争い伝説の女主人公。菟原壮子(うないおとこ)と血沼壮子(ちぬおとこ)の二人に求婚され、決めかねて入水自殺したという。

うない‐がみ【×髫髪】うなゐ‐🔗🔉

うない‐がみ【×髫髪】うなゐ‐うない」に同じ。

うない‐こ【髫髪子】うなゐ‐🔗🔉

うない‐こ【髫髪子】うなゐ‐ うない髪にした子供。元服前の少年。わらべ。「―がすさみに鳴らす麦笛の声におどろく夏の昼伏し」〈聞書集〉

うない‐はなり【髫髪放り】うなゐ‐🔗🔉

うない‐はなり【髫髪放り】うなゐ‐ うない髪にしないで肩のあたりに髪を垂れ放した振り分け髪姿。また、その姿をした少女。「うない」よりも成長した一三、四歳をいう。「橘の寺の長屋にわが率寝(ゐね)し―は髪あげつらむか」〈万・三八二二〉

うな・う【×耡う】うなふ🔗🔉

うな・う【×耡う】うなふ [動ワ五(ハ四)]田畑の土を鍬(くわ)で掘り起こして、畝(うね)を作る。耕す。「―・ってあっちへ行(え)ってからにしろ」〈長塚・土〉

うな‐うな🔗🔉

うな‐うな 《「うな」は「うぬ(汝)は」の音変化》「うな」と言ってしかることをいう幼児語。めっ。「憎い母(おつかあ)めだの。―をしてやらう」〈滑・浮世風呂・前〉

うな‐がけ・る🔗🔉

うな‐がけ・る [動ラ四]互いに相手の首に手をかけ親しみ合う意という。「―・りて今に至るまで鎮まり坐(ま)す」〈記・上〉◆連用形の例しかなくて活用は不明。一説に上二段活用とも。

大辞泉 ページ 1459