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目眩(く)・る🔗🔉

目眩(く)・る 目まいがする。目がくらむ。「見るに、―・るる心ぞする」〈かげろふ・上〉分別に迷う。「欲に―・れ、訴人せしを」〈浄・烏帽子折〉

目で見て口で言え🔗🔉

目で見て口で言え 自分の目で見てから口に出せ、あるいは非難せよ、という戒め。

目で物を言・う🔗🔉

目で物を言・う 目つきや目くばせで気持ちを伝える。

目留(とど)・む🔗🔉

目留(とど)・む目を留(と)める」に同じ。「母屋の中柱にそばめる人や、わが心かくるとまづ―・め給へば」〈源・空蝉〉

目と鼻の先🔗🔉

目と鼻の先 目と鼻との間のように距離が非常に近いこと。目と鼻の間(あいだ)。「ここから駅は―だ」

目に遭(あ)・う🔗🔉

目に遭(あ)・う 直接に経験する。体験する。多く、好ましくないことにいう。目を見る。「つらい―・う」「今度ばかりはひどい―・ったよ」

目に余・る🔗🔉

目に余・る 程度がひどくて黙って見ていられないほどである。「彼らの言動は―・る」数が多くて一目で見渡せないほどである。「―・る大群」

目に一丁字(いつていじ)なし🔗🔉

目に一丁字(いつていじ)なし 一つの字をも知らない。無学である。

目に浮か・ぶ🔗🔉

目に浮か・ぶ 実際に見ているように、頭の中に思い描かれる。「故郷の景色が―・ぶ」

目に掛か・る🔗🔉

目に掛か・る 見える。目に留まる。目につく。「町の女房のよろしからぬ事ばかり―・りぬ」〈浮・男色大鑑・一〉→御目(おめ)に掛かる

目に掛・ける🔗🔉

目に掛・ける ひいきする。めんどうを見る。目を掛ける。「課長が―・けている部下」目にとめる。また、めざす。「―・けたるかたきを討たずして」〈平家・四〉はかりにかける。「刻み昆布して―・けて売出し」〈浮・永代蔵・六〉→御目(おめ)に掛ける

目に角(かど)を立・てる🔗🔉

目に角(かど)を立・てる ひどく怒ってにらみつける。目角(めかど)を立てる。「―・てるほどのことでもない」

目に障・る🔗🔉

目に障・る 目の毒になる。転じて、見て不愉快になる。「相手の一挙手一投足が―・る」視界を妨げる。「千巌の嶺―・り」〈海道記〉

目に染(し)・みる🔗🔉

目に染(し)・みる 煙などが目を刺激する。「タバコの煙が―・みる」色彩などがあざやかで、視覚を強く刺激する。「新緑が―・みる」見慣れる。また、見飽きる。「親しく―・みた民子のいたいたしい姿は」〈左千夫・野菊の墓〉

大辞泉 ページ 14669