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もう‐ろく【×耄×碌】🔗⭐🔉
もう‐ろく【×耄×碌】
[名]スル
年をとって頭脳や身体のはたらきがおとろえること。老いぼれること。「近頃―して人の名前が出てこない」
(「亡六」とも書く)上方(かみがた)で、武家奉公の下男。折助(おりすけ)。渡り中間。「上方にて―といふは、江戸にていふ折助といふことなり」〈滑・膝栗毛・七〉
上方で、けんか、ゆすりなどをする者。「江戸で伝法、上方で―などといふあばずれがあれど」〈滑・浮世風呂・四〉



もえ【燃え】🔗⭐🔉
もえ【燃え】
燃えること。燃えるぐあい。「たき火の―が悪い」
もえ‐あが・る【燃(え)上(が)る】🔗⭐🔉
もえ‐あが・る【燃(え)上(が)る】
[動ラ五(四)]
燃えて、炎が高く上がる。「風にあおられてたちまち―・った」
感情などが激しく高揚する。「恋慕の情が―・る」


もえ‐い・ず【×萌え△出づ】‐いづ🔗⭐🔉
もえ‐い・ず【×萌え△出づ】‐いづ
[動ダ下二]
草木が芽を出しはじめる。芽ぐむ。「石(いは)走る垂水の上のさわらびの―・づる春になりにけるかも」〈万・一四一八〉
心の中に生じる。きざす。「春くれば雪の下草下にのみ―・づる恋を知る人ぞなき」〈新勅撰・恋一〉


もえ‐い・ず【燃え△出づ】‐いづ🔗⭐🔉
もえ‐い・ず【燃え△出づ】‐いづ
[動ダ下二]燃えはじめる。また、燃えて外に現れる。「猛火俄に―・で」〈太平記・一一〉
もえ‐がら【燃(え)殻】🔗⭐🔉
もえ‐がら【燃(え)殻】
燃えたあとに残ったもの。もえかす。
もえ‐ぎ【×萌え木】🔗⭐🔉
もえ‐ぎ【×萌え木】
若葉の芽吹きはじめた木。「老いにけり庭の―の木暗きにそこはかとなき涙止まらで」〈為頼集〉
もえ‐ぎ【×萌×葱・×萌黄】🔗⭐🔉
もえ‐ぎ【×萌×葱・×萌黄】
《葱(ねぎ)の萌え出る色の意》
黄と青の中間色。黄色がかった緑色。もえぎいろ。もよぎ。
襲(かさね)の色目の名。表裏ともに
の色のもの。また、表は薄青、裏は縹(はなだ)色ともいう。



大辞泉 ページ 14819。