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物言う花🔗🔉

物言う花 《物の意味を解し、話をする花の意》美人。美女。解語(かいご)の花。「飛鳥山に―を見る書生の運動会」〈逍遥・当世書生気質〉

物言えば唇(くちびる)寒し秋の風🔗🔉

物言えば唇(くちびる)寒し秋の風 《芭蕉の句から》人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがする。転じて、何事につけても余計なことを言うと、災いを招くということ。

物言わぬ花🔗🔉

物言わぬ花 美人を「物言う花」というのに対して、草木の花。「―もをかしからず」〈浮・曲三味線・一〉

ものい‐うま【物射馬】🔗🔉

ものい‐うま【物射馬】 犬追物(いぬおうもの)や笠懸(かさがけ)など、騎射に慣れた馬。下地馬。

ものい‐ぐつ【物射×沓】🔗🔉

ものい‐ぐつ【物射×沓】 騎射用の沓。なめし革で作り、黒漆を塗り、つま先をしぼって襞(ひだ)を設ける。

もの‐いまい【物忌まひ】‐いまひ🔗🔉

もの‐いまい【物忌まひ】‐いまひ 《「いまい」は動詞「い(忌)まう」の連用形から》「ものいみ」に同じ。「いはふこの戸をとは、―する心なり」〈仙覚抄・一四〉

もの‐いみ【物忌(み)】🔗🔉

もの‐いみ【物忌(み)】 [名]スル神事などのため、ある期間、飲食・言行などを慎み、沐浴をするなどして、心身のけがれを除くこと。潔斎。斎戒。夢見の悪いときや、けがれに触れたとき、また、暦の凶日などに、家にこもるなどして身を慎むこと。「いと恐ろしく占ひたる―により、京の内をさへ去りて慎むなり」〈源・浮舟〉のしるしとして柳の木札や忍ぶ草などに「物忌」と書いて冠や簾(すだれ)などに掛けたもの。平安時代に盛行した。物忌みの札。「母屋の簾はみな下ろしわたして、―など書かせてつけたり」〈源・浮舟〉伊勢神宮をはじめとして香取・鹿島・春日(かすが)・賀茂などの大社に仕えた童男・童女。「神主―等ばかり留りたりしに」〈神皇正統記・応神〉

もの‐いり【物入り】🔗🔉

もの‐いり【物入り】 [名・形動]費用のかかること。また、そのさま。「今月は―なことが多い」

もの‐いれ【物入れ】🔗🔉

もの‐いれ【物入れ】 物を入れておく所。

大辞泉 ページ 14902