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もの‐いみ【物忌(み)】🔗🔉

もの‐いみ【物忌(み)】 [名]スル神事などのため、ある期間、飲食・言行などを慎み、沐浴をするなどして、心身のけがれを除くこと。潔斎。斎戒。夢見の悪いときや、けがれに触れたとき、また、暦の凶日などに、家にこもるなどして身を慎むこと。「いと恐ろしく占ひたる―により、京の内をさへ去りて慎むなり」〈源・浮舟〉のしるしとして柳の木札や忍ぶ草などに「物忌」と書いて冠や簾(すだれ)などに掛けたもの。平安時代に盛行した。物忌みの札。「母屋の簾はみな下ろしわたして、―など書かせてつけたり」〈源・浮舟〉伊勢神宮をはじめとして香取・鹿島・春日(かすが)・賀茂などの大社に仕えた童男・童女。「神主―等ばかり留りたりしに」〈神皇正統記・応神〉

大辞泉 ページ 14902 での物忌(み)単語。