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もの‐たらない【物足らない】🔗🔉

もの‐たらない【物足らない】 〔連語〕「ものたりない」に同じ。「どこが―ないかが、吾ながら不明である」〈漱石・草枕〉

もの‐たりない【物足りない】🔗🔉

もの‐たりない【物足りない】 〔連語〕何か足りないようで不満である。どことなく不足である。ものたらない。「おかずが―ない」「―ない説明」

もの‐た・りる【物足りる】🔗🔉

もの‐た・りる【物足りる】 [動ラ上一]満足する。十分である。「与えられたもので―・りる」

もの‐ぢか・し【物近し】🔗🔉

もの‐ぢか・し【物近し】 [形ク]まぢかである。そばちかい。「かばかりにても、―・く御声をだに聞きたてまつらむ」〈源・総角〉

モノチス【ラテンMonotis】🔗🔉

モノチス【ラテンMonotis】 中生代三畳紀後期に栄えた海生の二枚貝。貝殻は楕円状で薄く、殻頂から放射肋(ほうしやろく)が走る。重要な示準化石。

もの‐つき【物×憑き】🔗🔉

もの‐つき【物×憑き】 よりまし」に同じ。「御―に移って様々に申す事どもありて」〈盛衰記・一〇〉物の怪(け)にとりつかれること。また、そのとりつかれた人。「―はすなはちさめにけり」〈太平記・三九〉

もの‐づくし【物尽(く)し】🔗🔉

もの‐づくし【物尽(く)し】 歌謡などで、同じ種類の物を列挙すること。「花づくし」「国づくし」など。ものはづくし。

もの‐つくり【物作り】🔗🔉

もの‐つくり【物作り】 小正月に、模型の農具や繭玉など予祝行事に用いる飾り物を作る行事。御作立(おさくだて)田や畑を作ること。耕作すること。また、その人。「―せし人の子供」〈浮・永代蔵・一〉

もの‐つけ【物付け】🔗🔉

もの‐つけ【物付け】(くら)の後輪(しずわ)の四方手(しおで)につけるひも。とっつけ。

もの‐づけ【物付け】🔗🔉

もの‐づけ【物付け】 連歌・連句の付合(つけあい)手法の一。前句の中の事柄または言葉に縁を求めて付ける方法。→詞(ことば)付け →心付け

もの‐つつま・し【物慎まし】🔗🔉

もの‐つつま・し【物慎まし】 [形シク]何となくはばかられる。何となく恥ずかしい。「たち聞き、かいまむ人のけはひして、いといみじく―・し」〈更級〉

もの‐づつみ【物慎み】🔗🔉

もの‐づつみ【物慎み】 遠慮すること。控え目にすること。「世の人に似ず、―をし給ひて」〈源・夕顔〉

もので🔗🔉

もので [接助]《形式名詞「もの」+格助詞「で」から》活用語の連体形に付く。原因・理由を表す。…ものだから。…ので。「時間がない―、失礼する」「途中、事故があった―、遅れてしまった」◆「で」は断定の助動詞「だ」の連用形とも。くだけた話し言葉の中では「もんで」ともなる。

大辞泉 ページ 14913