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うみ‐ほおずき【海酸=漿・竜葵】‐ほほづき🔗🔉

うみ‐ほおずき【海酸=漿・竜葵】‐ほほづき 海産の巻き貝の卵嚢(らんのう)。なぎなた状、軍配状など種々の形状があり、ホオズキと同じように口の中で鳴らして遊ぶ。特に、テングニシの団扇(うちわ)状のものをいう。《季 夏》「妹が口―の赤きかな/虚子」

うみ‐ほたる【海蛍】🔗🔉

うみ‐ほたる【海蛍】 ミオドコパ目ウミホタル科の甲殻類。太平洋沿岸の内湾によくみられる。体の両側に二枚の石灰質の殻をもち、殻長三ミリほど。夜間に活動し、体内から分泌された発光物質が海水に触れて青白く光る。

うみ‐まつ【海松】🔗🔉

うみ‐まつ【海松】 海岸に生えている松。ウミカラマツの別名。海藻「みる」にあてた「海松」の訓読み。「おぼつかな今日は子(ね)の日か海人(あま)ならば―をだに引かましものを」〈土佐〉

うみ‐やなぎ【海柳】🔗🔉

うみ‐やなぎ【海柳】 ヤナギウミエラの別名。アマモの別名。

うみ‐やま【海山】🔗🔉

うみ‐やま【海山】 海と山。「―のシーズン」海のように深く、山のように高いこと。愛情や恩恵などの深く大きいことのたとえ。「―の御恩」きわめて多いこと。たくさん。副詞的にも用いる。「言ひ分―ありといへども」〈浮・御前義経記・七〉

うみやめ‐ぼし【うみやめ星】🔗🔉

うみやめ‐ぼし【うみやめ星】 二十八宿の一、危宿(きしゆく)の和名。→危(き)

うみゆかば【海行かば】🔗🔉

うみゆかば【海行かば】 旧日本海軍儀式歌。歌詞は大伴家持(おおとものやかもち)の長歌(万・四〇九四)からとったもの。東儀季芳(とうぎすえよし)作曲と信時潔(のぶとききよし)作曲との二種があるが、後者が有名。

うみ‐ゆり【海百合】🔗🔉

うみ‐ゆり【海百合】 ウミユリ綱ウミユリ目の棘皮(きよくひ)動物の総称。放射状に伸びた羽状の腕をもつ冠状部と、それを支える長い茎からなり、深海底に着生。外見がユリを思わせる。日本近海にトリノアシなどがある。ウミユリ綱は茎のあるウミユリ類と、茎のないウミシダ類に分けられ、古生代・中生代に栄えたが、現生種は少ない。化石はウミユリ類が多い。

大辞泉 ページ 1501