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え【兄】🔗🔉

え【兄】 同性の者のうちの年長者。特に、兄弟・姉妹で年上の者。「かつがつもいや先立てる―をし枕(ま)かむ」〈記・中・歌謡〉(おと)。◆「え(兄)」と「おと(弟)」との複合が「えと(干支)」である。→干支(えと) →十干

え【江】🔗🔉

え【江】 海や湖沼の陸地に入り込んでいる所。入り江。古くは、広く海・川・堀などをいった。「奈呉の―に妻呼びかはし鶴(たづ)さはに鳴く」〈万・四〇一八〉

え【役】🔗🔉

え【役】 古代、人民に割り当てられた肉体労働。夫役(ぶやく)。えだち。「えよぼろ(役丁)」のように他の語と複合した形で用いられる。

え【枝】🔗🔉

え【枝】 草木のえだ。「梅が―」「下―(しずえ)」「槻(つき)の木のこちごちの―の春の葉の」〈万・二一〇〉

え【肢】🔗🔉

え【肢】 《身体の枝の意》手足。四肢。「来目部をして夫婦(をとめ)の四つの―を木に張りて」〈雄略紀〉

え【故】🔗🔉

え【故】 《「ゆえ」の音変化》ゆえ。わけ。理由。「思ふ―に逢ふものならば暫(しま)しくも妹が目離(か)れて吾居らめやも」〈万・三七三一〉

え【柄】🔗🔉

え【柄】 手で握りやすいように、道具類につけた棒状の部分。取っ手。「ひしゃくの―」キノコの、傘を支える部分。また、葉柄や花柄。

柄の無い所に柄(え)を挿(す)げる🔗🔉

柄の無い所に柄(え)を挿(す)げる 無理に理屈をつけたり、口実を設けたりする。

え【疫】🔗🔉

え【疫】 疫病。特に、悪性の伝染病。えやみ。「これは世の―にはおはしまさず」〈大鏡・道長上〉

え【×荏】🔗🔉

え【×荏】 エゴマの古名。〈和名抄〉

え【×榎】🔗🔉

え【×榎】 エノキのこと。「我が門の―の実もり食む百ち鳥千鳥は来れど君そ来まさぬ」〈万・三八七二〉

え【×餌】🔗🔉

え【×餌】 えさ。「小鳥の―」「生き―」

え【会】🔗🔉

え【会】 多くの人が集まること。また、その集まり。多く仏事、または祭事をいう。「―を設けて供養しき」〈霊異記・下〉

大辞泉 ページ 1599