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わたし‐ぶね【渡し船・渡し舟】🔗🔉

わたし‐ぶね【渡し船・渡し舟】 川や湖沼などの両岸を往復して客や荷物を運ぶ船。とせん。

わたし‐もり【渡し守】🔗🔉

わたし‐もり【渡し守】 渡し船の船頭。

わた・す【渡す】🔗🔉

わた・す【渡す】 [動サ五(四)]人や荷物を舟で向こう岸に運ぶ。「船で人を―・す」物の上を越えて、一方から他方へ物がとどくようにする。またがらせる。かける。「橋を―・す」「綱を―・す」こちらの手から相手の手へ移す。手渡す。「書類を―・す」「バトンを―・す」自分の持っているもの、権利などを他の人に与える。「土地を人手に―・す」人や物を他の場所に移す。「明け暮れながめ侍る所に―・し奉らむ」〈源・若紫〉通りなどを歩かせる。引きまわす。「捕(と)られし人々は、大路を―・してかうべをはねられ」〈平家・灌頂〉馬で、川などを渡る。「この御馬で宇治川のまっ先―・し候ふべし」〈平家・九〉神仏の力で、迷っている人々を救う。済度する。「人―・すことも侍らぬに」〈源・東屋〉(他の動詞の連用形に付いて)その動作が行き渡るようにする。「見―・す」「張り―・す」 [可能]わたせる

わた‐すげ【綿×菅】🔗🔉

わた‐すげ【綿×菅】 カヤツリグサ科の多年草。山間の湿原に群生し、高さ約四〇センチ。葉は線形。茎は三角柱。五、六月ごろ、茎の先に灰黒色の卵形の花穂をつける。花後、糸状の花被片が伸びて白い毛玉状となる。まゆはきぐさ。すずめのけやり。《季 夏》

わた‐せ【渡瀬】🔗🔉

わた‐せ【渡瀬】 徒歩で渡れるような川の浅瀬。わたりせ。〈新撰字鏡〉

わだ‐せい【和田清】🔗🔉

わだ‐せい【和田清】一八九〇〜一九六三]東洋史学者。神奈川の生まれ。東大教授。満蒙史・中国政治史専攻。著「東亜史研究」「中国史概説」。

わたせ‐せん【渡瀬線】🔗🔉

わたせ‐せん【渡瀬線】 動物地理区の境界線の一。屋久島・種子島と奄美(あまみ)大島との間の七島灘に東西に引かれる、日本列島における旧北区・東洋区の境界線。大正元年(一九一二)動物学者の渡瀬庄三郎が哺乳類などの分布の違いから提唱。

わだ‐そう【和田草】‐サウ🔗🔉

わだ‐そう【和田草】‐サウ ナデシコ科の多年草。山地の草原に生え、高さ八〜一六センチ。葉はへら形で対生し、茎の上部では十字状に並ぶ。四月ごろ、白い五弁花を一個開く。名は、長野県の和田峠に多いことによる。よつばはこべ。

大辞泉 ページ 16145