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え‐の‐き【×榎・朴】🔗🔉

え‐の‐き【×榎・朴】 ニレ科の落葉高木。高さ二〇メートルに達する。葉は非相称の卵円形。初夏、淡黄色の雌花と雄花をつけ、秋に橙(だいだい)色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道の一里塚に植えられた。え。《季 花=夏 実=秋》「懸巣(かけす)鳴いて―の花をこぼしけり/句仏」

えのき‐ぐさ【×榎草】🔗🔉

えのき‐ぐさ【×榎草】 トウダイグサ科の一年草。道端に生え、高さ約三〇センチ。エノキに似た形の葉が互生する。夏から秋に、葉のわきに、小さな褐色の雄花を穂状に、基部に雌花をつける。編笠草(あみがさそう)

えのき‐たけ【××茸】🔗🔉

えのき‐たけ【××茸】 シメジ科のキノコ。晩秋から春にかけ、広葉樹の切り株などに生える。傘は直径三〜六センチ、黄褐色か栗色をし、湿気のあるときは粘りけが強い。吸い物などに用いる。栽培ものは、もやし状で白っぽく、傘も小さい。なめこ。なめたけ。なめすすき。ゆきのした。《季 冬》「くち木となおぼしめされそ―/嵐雪」

えのき‐でら【榎寺】🔗🔉

えのき‐でら【榎寺】 福岡県太宰府市にある寺。菅原道真の配所。

え‐の‐ぐ【絵の具】ヱ‐🔗🔉

え‐の‐ぐ【絵の具】ヱ‐ 絵に色をつけるための材料。ふつう日本画・水彩画・油絵用の、水・油などで溶くものをいうが、広くはパステル・クレヨンなども含めていう。顔料。

え‐の‐こ【犬子・児・×狗】ゑ‐🔗🔉

え‐の‐こ【犬子・児・×狗】ゑ‐ 子犬。えのころ。「白い―の走り出でたるをとらんとて」〈平家・一二〉

えのこしゅう【犬子集】ゑのこシフ🔗🔉

えのこしゅう【犬子集】ゑのこシフ 江戸初期の俳諧集。一七巻五冊。松江重頼編。寛永一〇年(一六三三)刊。「守武千句」「犬筑波集」以後の発句・付句の秀作集。

えのこ‐ずち【牛膝】ゑのこづち🔗🔉

えのこ‐ずち【牛膝】ゑのこづち イノコズチの別名。

えのこ‐ろ【犬子・犬児・×狗】ゑのこ‐🔗🔉

えのこ‐ろ【犬子・犬児・×狗】ゑのこ‐えのこ」に同じ。「折ふし―一疋(ぴき)来るをとらヘて抱き」〈咄・きのふはけふ・下〉

大辞泉 ページ 1725