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えん‐きょく【宴曲】🔗🔉

えん‐きょく【宴曲】 鎌倉中期から室町時代にかけて、貴族・武家・僧侶の間で流行した歌謡の一。院政時代の雑芸(ぞうげい)・今様(いまよう)の系統を引き、これに天台声明(しようみよう)の節まわしを取り入れたもの。作者には天台宗の僧、明空・月江などがいる。内容は物尽くし、道行きの歌で、多くは七五調。初めは伴奏なしの扇拍子で、のちには尺八の伴奏で歌われた。早歌(そうか)

えん‐きょく【×婉曲】ヱン‐🔗🔉

えん‐きょく【×婉曲】ヱン‐ [形動][ナリ]言いまわしが穏やかでかど立たないさま。露骨でなく、遠まわしに言うさま。「申し出を―に断る」「―な表現」

えん‐きょり【遠距離】ヱン‐🔗🔉

えん‐きょり【遠距離】ヱン‐ 距離の遠いこと。長距離。「―通学」近距離。

えんきょり‐しんごう【遠距離信号】ヱンキヨリシンガウ🔗🔉

えんきょり‐しんごう【遠距離信号】ヱンキヨリシンガウ 船舶の行う万国共通の信号の一。遠距離のときなどに、特定の形で発する信号。

えんぎらく【延喜楽】🔗🔉

えんぎらく【延喜楽】 雅楽の舞曲。高麗楽(こまがく)の一。高麗壱越(こまいちこつ)調の中曲。四人舞。延喜年間(九〇一〜九二三)の作といい、万歳楽の答舞としてめでたいときに舞う。花栄楽。

えん‐きり【縁切り】🔗🔉

えん‐きり【縁切り】 [名]スル親子・夫婦・師弟・交友などの関係を絶つこと。絶縁。

えんきり‐でら【縁切り寺】🔗🔉

えんきり‐でら【縁切り寺】 江戸時代、妻がそこに駆け込み、一時在住すると離婚できた尼寺。中期以降は鎌倉の東慶寺、上州の満徳寺に限られた。駆け込み寺。駆け入り寺。

えん‐きん【遠近】ヱン‐🔗🔉

えん‐きん【遠近】ヱン‐ 遠い所と近い所。遠いことと近いこと。「―を問わず、多くの人々が集まる」

えんきん‐ほう【遠近法】ヱンキンハフ🔗🔉

えんきん‐ほう【遠近法】ヱンキンハフ 絵画で距離感を表現する方法。遠上近下の位置や遠小近大の透視図法、また色調の変化などで表す。パースペクティブ。

えんくう【円空】ヱンクウ🔗🔉

えんくう【円空】ヱンクウ一六三二?〜一六九五]江戸初期の臨済宗の僧。美濃の人。生涯に一二万体の造像を発願し、諸国を遍歴、布教しながら、円空仏とよばれる仏像を多数制作した。

大辞泉 ページ 1792