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おうむ‐いし【××鵡石】アウム‐🔗🔉

おうむ‐いし【××鵡石】アウム‐ 山間などにある、音をよく反響する岩石。言葉石。響き石。おうむせき。おうむせき」に同じ。

おうむ‐がい【××鵡貝】アウムがひ🔗🔉

おうむ‐がい【××鵡貝】アウムがひ 頭足綱オウムガイ科の軟体動物。カンブリア紀に出現し古生代前半に繁栄。現在、四あるいは六種が熱帯海域にすみ、生きている化石とよばれる。現生種は殻長約二〇センチ、平面に螺旋(らせん)形に巻いた白い殻がオウムのくちばしを思わせる。殻の最外部の室にタコに似た軟体部があり、触手を雄で約六〇本、雌で約九〇本もち、吸盤はない。

おうむ‐がえし【××鵡返し】アウムがへし🔗🔉

おうむ‐がえし【××鵡返し】アウムがへし 他人の言ったとおりに言い返すこと。「―に答える」和歌の詠み方の一。相手から詠みかけられた歌の一部だけを変えて、別の趣向で返歌すること。酒宴の席で、相手の差す杯を干して、すぐ返杯すること。

おうむこまち【鸚鵡小町】アウムこまち🔗🔉

おうむこまち【鸚鵡小町】アウムこまち 謡曲。三番目物。金春(こんぱる)以外の各流。新大納言行家が天皇の与えた歌の返歌を求めて老いた小野小町を訪ねると、一字違いのおうむ返しで答えたことを描いたもの。

おうむしょう【鸚鵡抄】アウムセウ🔗🔉

おうむしょう【鸚鵡抄】アウムセウ 江戸中期の辞書。一〇〇巻。貞享二年(一六八五)完成。父盛徴(もりずみ)の遺志を継ぎ荒木田盛員(あらきだもりかず)が撰。いろは順の辞書で、語数二万二千余語を収め、各語について和歌の用例を挙げ、仮名遣いの例を記している。

おうむ‐せき【××鵡石】アウム‐🔗🔉

おうむ‐せき【××鵡石】アウム‐ おうむいし」に同じ。歌舞伎の名せりふを書き抜いた本。役者の声色(こわいろ)の練習用に出版された。おうむいし。人の言ったことを、そのままに真似ていうこと。「先刻桐山から聞いた事をば、全然(まるきり)―で喋口(しやべ)りたてる」〈逍遥・当世書生気質〉

大辞泉 ページ 1918