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おお‐やけ【大宅】おほ‐🔗🔉

おお‐やけ【大宅】おほ‐ [名]大きな家。富裕な家。資産家。金持ち。「また小林という―もあった」〈中野重治・梨の花〉[形動]《近世語》富裕なさま。「こなたは―な事でござれば」〈虎寛狂・米市〉

おおやけ‐がた【公方】おほやけ‐🔗🔉

おおやけ‐がた【公方】おほやけ‐ 朝廷・政治などに関する方面。「―の御後見はさらにも言はず」〈源・澪標〉

おおやけ‐ごと【公事】おほやけ‐🔗🔉

おおやけ‐ごと【公事】おほやけ‐ 朝廷の政務・儀式・行事など。公事(くじ)。「源氏の―知り給ふ筋ならねば」〈源・紅葉賀〉朝廷への奉仕。租税を納め、賦役(ぶやく)に従うことなど。「武蔵国を預けとらせて、―もなさせじ」〈更級〉公式に定まっているやり方。「祭のほど、限りある―に添ふこと多く」〈源・葵〉

おおやけ‐ざた【公××汰】おほやけ‐🔗🔉

おおやけ‐ざた【公××汰】おほやけ‐ 争いごとの解決を裁判所などの公的機関に任せること。裁判沙汰。隠しておきたいことが世間に知れ渡ること。表沙汰(おもてざた)

おおやけ‐ざま【公様】おほやけ‐🔗🔉

おおやけ‐ざま【公様】おほやけ‐ [名・形動ナリ]天皇・朝廷に関する方面。また、そのさま。「世の中騒がしくて、―に物のさとし繁く」〈源・薄雲〉形どおりであること。表向きであること。公式であること。また、そのさま。「例の―なるべし」〈紫式部日記〉

おおやけ・し【公し】おほやけし🔗🔉

おおやけ・し【公し】おほやけし [形シク]表だって、格式ばっている。作法どおりである。「さすがに、―・しき御まじらひにて」〈夜の寝覚・五〉

おおやけ‐づかい【公使ひ】おほやけづかひ🔗🔉

おおやけ‐づかい【公使ひ】おほやけづかひ 朝廷からの使い。勅使。「―来たりて付けたりし封を開きて」〈今昔・二・三三〉

大辞泉 ページ 2027