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あくたがわ‐しょう【芥川賞】あくたがはシヤウ🔗⭐🔉
あくたがわ‐しょう【芥川賞】あくたがはシヤウ
芥川竜之介を記念し、昭和一〇年(一九三五)菊池寛の提唱により、直木賞とともに創設された文学賞。同二〇年中絶、同二四年復活。毎年二回、新人作家の小説に授賞。
あくたがわ‐りゅうのすけ【芥川竜之介】あくたがは‐🔗⭐🔉
あくたがわ‐りゅうのすけ【芥川竜之介】あくたがは‐
[一八九二〜一九二七]小説家。東京の生まれ。第三次・第四次「新思潮」同人。大正五年(一九一六)「鼻」で夏目漱石に認められて作家として登場。新技巧派の代表作家と見られるに至った。昭和二年(一九二七)自殺。「羅生門」「地獄変」「河童」「侏儒の言葉」「歯車」「或阿呆の一生」など。
あく‐だま【悪玉】🔗⭐🔉
あく‐だま【悪玉】
悪事をする者。悪人。悪いやつ。江戸時代、草双紙の挿絵で円の中に「悪」の字を書いて顔とし、悪人を表したのに基づく。
善玉。
芝居や映画で悪人の役。悪役。



あくた‐もくた【×芥もくた】🔗⭐🔉
あくた‐もくた【×芥もくた】
《「もくた」は「もくず(藻屑)」が「あくた」に引かれて音変化したものという》
何の役にも立たない、つまらないもの。無用なもの。「何のかのいふ―を、さらりとちくらが沖へ流して」〈おらが春〉
人の欠点や短所。また、それをあげつらう言い方。あくぞもくぞ。あくたいもくたい。「充満坪(じゆうまんつぼ)の煤(すす)はきするやうに、―をまけ出して」〈洒・船頭部屋〉


あく‐たれ【悪たれ】🔗⭐🔉
あく‐たれ【悪たれ】
悪たれること。また、その者。「―小僧」
あくたれ‐ぐち【悪たれ口】🔗⭐🔉
あくたれ‐ぐち【悪たれ口】
悪たれたものの言い方。憎まれ口。「―をたたく」
あくたれ‐もの【悪たれ者】🔗⭐🔉
あくたれ‐もの【悪たれ者】
悪たれ口をきく者。また、乱暴者。
あく‐た・れる【悪たれる】🔗⭐🔉
あく‐た・れる【悪たれる】
[動ラ下一]理屈に合わないことや反抗的なこと、いやがらせなどを言う。すねた態度をとる。「酔って同僚に―・れる」
あく‐たろう【悪太郎】‐タラウ🔗⭐🔉
あく‐たろう【悪太郎】‐タラウ
いたずらな子供をののしっていう語。悪たれ小僧。「八字髯(ひげ)の主人すら七八歳の―同様にしかり飛ばすくらいで」〈蘆花・思出の記〉
荒々しい男、乱暴者を人名めかしていう語。「私は―と申して、日来大酒をこのみ悪逆を致いて御ざるが」〈虎寛狂・悪太郎〉


あくたろう【悪太郎】アクタラウ🔗⭐🔉
あくたろう【悪太郎】アクタラウ
狂言。無頼者の悪太郎が伯父に酒をふるまわせ、泥酔するが、その間に伯父に頭の毛をそられ、非行を悔いて仏道に入る。
大辞泉 ページ 213。