複数辞典一括検索+

おに‐び【鬼火】🔗🔉

おに‐び【鬼火】 雨の降る暗夜などに、墓地や湿地の空中を漂う青い火。燐化(りんか)水素の燃焼によるとする説もあるが不明。陰火。幽霊火。狐火(きつねび)鬼火焚(た)」に同じ。

おにび‐たき【鬼火×焚き】🔗🔉

おにび‐たき【鬼火×焚き】 九州地方で正月七日に行う火祭り。左義長(さぎちよう)

おに‐ひとくち【鬼一口】🔗🔉

おに‐ひとくち【鬼一口】 《鬼が一口に女を食ってしまったという伊勢物語の説話から》非常に危険なこと。尋常でない苦難。「(死ニ対シテ)つい気を許して…高慢にふるまおうとする。とーだ」〈有島・生れ出づる悩み〉すばやく、たやすいこと。「―にかんでやる」〈浄・狩剣本地〉

おに‐ひとで【鬼海星】🔗🔉

おに‐ひとで【鬼海星】 オニヒトデ科のヒトデ。大形で直径約三〇センチ。黄色をし、腕は一一〜一六本あり短く、表面は毒のあるとげで覆われる。イシサンゴ類の肉質を食べ、紀伊半島以南の珊瑚礁(さんごしよう)海域に分布。

おに‐ふうふ【鬼夫婦】🔗🔉

おに‐ふうふ【鬼夫婦】 残酷で無慈悲な夫婦をののしっていう語。性格が全く違う者どうしの夫婦。「似た者は夫婦といふが、わたしらが夫婦は―」〈滑・浮世風呂・三〉

おに‐ふすべ【鬼×燻】🔗🔉

おに‐ふすべ【鬼×燻】 ホコリタケ科のキノコ。秋、竹林に生える。巨大な球状で直径二〇〜四〇センチ。外皮は白、内皮は黄色で、熟すと古綿状になり、粉状の胞子にまみれる。若いうちは食用。やぶだま。

おに‐ぼし【鬼星】🔗🔉

おに‐ぼし【鬼星】 二十八宿の一、鬼宿(きしゆく)の和名。→鬼(き)

おに‐まい【鬼舞】‐まひ🔗🔉

おに‐まい【鬼舞】‐まひ 民俗芸能の一つで、鬼の面をつけてまう舞。大分県国東(くにさき)半島の修正鬼会(しゆしようおにえ)で行われるもの、岩手県一帯に伝わる鬼剣舞(おにけんばい)など、種類は多い。

おに‐まつり【鬼祭(り)】🔗🔉

おに‐まつり【鬼祭(り)】 修正会(しゆしようえ)・節分などに行われる行事。鬼が降伏・退散する追儺(ついな)の形式が一般的。鬼会(おにえ)

おに‐みかげ【鬼御影】🔗🔉

おに‐みかげ【鬼御影】 和歌山県新宮市の明神山から産する結晶の大きい流紋岩。粗粒の花崗岩(かこうがん)

大辞泉 ページ 2243