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おに‐のげし【鬼野×芥子】🔗🔉

おに‐のげし【鬼野×芥子】 キク科の越年草。高さ一・二メートルになる。葉は縁に切れ込みがあり、先は堅いとげ状。春から夏、黄色い花を多数つける。ヨーロッパ原産で、明治年間に渡来、帰化した。

おに‐の‐こ【鬼の子】🔗🔉

おに‐の‐こ【鬼の子】 ミノムシの別名。◆「みのむし、いとあはれなり。鬼の生みたりければ」〈枕・四三〉に基づくという。

おに‐の‐しこぐさ【鬼の醜草】🔗🔉

おに‐の‐しこぐさ【鬼の醜草】 シオンの別名。

おに‐の‐ねんぶつ【鬼の念仏】🔗🔉

おに‐の‐ねんぶつ【鬼の念仏】 大津絵の画題の一。鬼が法衣を着て、鉦(かね)と撞木(しゆもく)を持った姿を描く。これを室内に張っておくと、子供の夜泣きがなおるという言い伝えがあった。

おに‐の‐ま【鬼の間】🔗🔉

おに‐の‐ま【鬼の間】 《壁に、白沢王(はくたおう)が鬼を切る絵が描かれていたところから》内裏の清涼殿の西庇(にしびさし)の南端にある一室。

おにのままこ【鬼の継子】🔗🔉

おにのままこ【鬼の継子】 狂言。幼児を連れて実家に帰る途中の女に鬼が言い寄り、三人で蓬莱(ほうらい)の島へ行こうと出立するが、途中で鬼は幼児を食おうとするので、女は幼児を抱いて逃げる。

おに‐のみ【鬼飲み】🔗🔉

おに‐のみ【鬼飲み】 酒や湯茶の毒味。「杯をはじむるに―といふ事あり」〈御傘・二〉→鬼食(おにく)

おに‐の‐やがら【鬼の矢幹】🔗🔉

おに‐の‐やがら【鬼の矢幹】 ラン科の多年草。山野の林中に生える腐生植物。茎は直立し、高さ約一メートルにもなる。暗色の鱗片葉(りんぺんよう)をつける。初夏、黄褐色の壺状の花が穂状に咲く。根茎を漢方で天麻(てんま)といい、薬用。

おに‐ば【鬼歯】🔗🔉

おに‐ば【鬼歯】 外側へ牙(きば)のように生え出た八重歯。(もみ)を落とす器具の一。横に柄をつけた杵(きね)のようなもので、打つ面にぎざぎざがついている。

おに‐ばす【鬼×蓮】🔗🔉

おに‐ばす【鬼×蓮】 スイレン科の水生の一年草。池沼に生える。全体にとげがあり、葉は円形で大きく、しわと光沢があり、水面に浮かぶ。夏、花柄を伸ばし鮮紫色の花が咲く。種子は球形で、食用。また漢方で(けんじつ)といい、薬用。水蕗(みずぶき)。いばらばす。

大辞泉 ページ 2242