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おもい‐すご・す【思い過ごす】おもひ‐🔗🔉

おもい‐すご・す【思い過ごす】おもひ‐ [動サ五(四)]余計なことまで考える。あれこれと考えすぎる。「つい、いらぬことまで―・す」思い過ぐす」に同じ。「小菅ろの末(うら)吹く風のあどすすかかなしけ児ろを―・さむ」〈万・三五六四〉

おもい‐す・つ【思ひ捨つ】おもひ‐🔗🔉

おもい‐す・つ【思ひ捨つ】おもひ‐ [動タ下二]捨てて顧みない。見捨てる。見放す。「うきものと、―・てつる世も」〈源・須磨〉

おもい‐すま・す【思ひ澄ます】おもひ‐🔗🔉

おもい‐すま・す【思ひ澄ます】おもひ‐ [動サ四]心を静める。心を落ち着けて考える。「宮の中将、谷にむかひたる高欄に押しかかりて、―・したるに」〈狭衣・二〉俗念を去って仏道に専念する。「世を―・したる尼君たちの」〈源・賢木〉

おもい‐せ・く【思ひ×塞く】おもひ‐🔗🔉

おもい‐せ・く【思ひ×塞く】おもひ‐ [動カ四]思いをせき止める。心を抑えつける。「―・く心のうちのしがらみも堪へずなりゆく涙川かな」〈千載・恋二〉

おもい‐そ・む【思ひ染む】おもひ‐🔗🔉

おもい‐そ・む【思ひ染む】おもひ‐ [動マ四]深く思い込む。強く決心する。「いとかりそめに入りし山の、やがて出でじとさへ―・みぬ」〈幻住庵記〉[動マ下二]深く心中に思う。深くかわいがる。「子ども多くはべれど、これはさまことに―・めたる者にはべり」〈源・東屋〉

おもい‐そ・む【思ひ初む】おもひ‐🔗🔉

おもい‐そ・む【思ひ初む】おもひ‐ [動マ下二]思いはじめる。心にかけはじめる。「何となくあだなる花の色をしも心に深く―・むらむ」〈西行法師集〉恋しはじめる。「あすか川淵は瀬になる世なりとも―・めてむ人は忘れじ」〈古今・恋四〉

おもいだし‐わらい【思い出し笑い】おもひだしわらひ🔗🔉

おもいだし‐わらい【思い出し笑い】おもひだしわらひ [名]スル以前にあったことを思い出して、ひとりで笑うこと。

おもい‐だ・す【思い出す】おもひ‐🔗🔉

おもい‐だ・す【思い出す】おもひ‐ [動サ五(四)]過去のこと、忘れていたことを心によみがえらせる。「青春時代を―・す」「急用を―・す」思いはじめる。「彼のほうが正しいのではないかと―・してきた」

思い出したように🔗🔉

思い出したように とだえていた物事が急に起こるようす。「昔の友人から―手紙が来た」

大辞泉 ページ 2309