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おも‐ざし【面差(し)】🔗🔉

おも‐ざし【面差(し)】 顔つき。顔だち。面だち。「母親に似た―」

おもし【重し・重石】🔗🔉

おもし【重し・重石】 《形容詞「おも(重)し」の終止形から》物を押さえつけるために置くもの。おし。「辞書を―にする」人を押さえ鎮める力。また、その力をもっている人。「若輩で―がきかない」(はかり)のおもり。◆後世「おもいし」の音変化と意識されて「重石」の字を当てる。

おもしゃ・る🔗🔉

おもしゃ・る [動ラ四]《「おもう(申)しある」の音変化か》おっしゃる。仰せになる。「ええ何を―・る久介」〈浄・三井寺開帳〉

おも‐しろ【面白】🔗🔉

おも‐しろ【面白】 《形容詞「おもしろし」の語幹》おもしろいこと。「今のあさはかなるも、昔の跡に恥ぢなくにぎははしく、あな―と見ゆる筋はまさりて」〈源・絵合〉

面白狸(たぬき)の腹鼓(はらつづみ)🔗🔉

面白狸(たぬき)の腹鼓(はらつづみ) 《「面白」を「尾も白」と解釈し、「狸」と続け、「狸」にかけて「腹鼓」と続けたもの》「おもしろい」をしゃれていった言葉。

おも‐しろ・い【面白い】🔗🔉

おも‐しろ・い【面白い】 [形]おもしろ・し[ク]《もと、目の前が明るくなる感じをいった語》興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か―・いことはないか」「仕事が―・くなってきた」「この作品は―・くなかった」つい笑いたくなるさま。こっけいだ。「この漫画はなんとも―・い」「―・くもない冗談」心が晴れ晴れするさま。快く楽しい。「夏休みを―・く過ごした」「無視されたようで―・くなかった」一風変わっている。普通と違っていてめずらしい。「―・い癖」「―・い声」(多く、打消しの語を伴って用いる)思ったとおりである。好ましい。「結果が―・くない」風流だ。趣が深い。「月の―・きに、夜更くるまで遊びをぞし給ふなる」〈源・桐壺〉 [派生]おもしろがる[動ラ五]おもしろげ[形動]おもしろさ[名]おもしろみ[名] [用法]おもしろい・おかしい――「おもしろおかしく話す」「おもしろい(おかしい)形の木の根」のように、滑稽(こつけい)な、奇妙な、の意味では、相通じて用いられる。◇「おもしろい」は、「おもしろい小説」「仕事もだいぶおもしろくなってきた」のように、その内容が(話し手の)興味をひく場合に用いられる。◇「おかしい」は、「何となくおかしい作品」のように、形式その他が風変わりだ、調和的でない意を表し、また、「先月来、からだの調子がおかしい」「彼が勲章をもらうなんてちゃんちゃらおかしい」と不調・不審の用法に及ぶ。これらは「おもしろい」に置き換えられない。◇「おもしろい試合」は、緊迫した内容の試合であり、「おかしい試合」は、普通でない変な経過、珍プレーのある試合ということになる。

大辞泉 ページ 2323