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あけぼの‐つつじ【×曙躑躅】🔗🔉

あけぼの‐つつじ【×曙躑躅】 ツツジ科の落葉高木。山地に生え、葉は枝先に五枚輪生し、葉柄にひげ状の毛がある。花は葉の出る前に咲き、淡紅色で上面に黄褐色の斑点がある。

あげ‐まい【上米】🔗🔉

あげ‐まい【上米】 江戸時代、幕府の財政窮乏を救うための政策。享保七〜一六年(一七二二〜三一)に実施。大名から石高一万石について百石ずつの米を上納させ、代わりに、諸大名が参勤交代で江戸に在住する期間を半年に短縮した。

あげ‐まき【揚巻・総角】🔗🔉

あげ‐まき【揚巻・総角】 古代の少年の髪の結い方の一。髪を左右に分け、両耳の上に巻いて輪を作る。角髪(つのがみ)「揚巻結び」の略。(よろい)の背の逆板(さかいた)に打ちつけた環に通して揚巻結びをした飾りひも。歌舞伎で、傾城(けいせい)に扮する女形(おやま)が用いるかつら。揚巻結びの飾りの房を背面につけた立兵庫(たてひようご)のかつら。女性の束髪の一。明治一八年(一八八五)ごろから中年以上に流行した。西洋揚巻。アゲマキガイの別名。(総角)源氏物語第四七巻の巻名。薫、二四歳。薫の求愛を拒み、匂宮と結ばれた中の君の将来を案じつつ病死する大君(おおいぎみ)を描く。神楽歌の一。小前張(こさいばり)の歌に属する。催馬楽(さいばら)の一。奔放な愛の歌。

あげまき【揚巻】🔗🔉

あげまき【揚巻】 歌舞伎舞踊。長唄。助六を主人公とした五変化舞踊「助六姿裏梅(すけろくすがたのうらうめ)」の通称。安政四年(一八五七)江戸中村座で初演。歌舞伎の助六物で、助六の愛人となる遊女。

あげまき‐がい【揚巻貝】‐がひ🔗🔉

あげまき‐がい【揚巻貝】‐がひ ナタマメガイ科の二枚貝。貝殻は長方形で、殻長約一〇センチ、殻高約三センチで、両端は少し開き、殻表には黄褐色の殻皮をかぶる。有明海の泥底に多く、食用。ちんだがい。

あげまき‐むすび【揚巻結び】🔗🔉

あげまき‐むすび【揚巻結び】 ひもの結び方の一。輪を左右に出し、中を石畳(いしだたみ)に結び、房を垂らす。文箱(ふばこ)や御簾(みす)などの飾りに使う。

大辞泉 ページ 233