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お‐わい【汚×穢】ヲ‐🔗⭐🔉
お‐わい【汚×穢】ヲ‐
けがれていること。よごれているもの。おあい。
大小便。糞尿(ふんによう)。おあい。


おわい‐や【汚×穢屋】ヲワイ‐🔗⭐🔉
おわい‐や【汚×穢屋】ヲワイ‐
便所の汲み取りを職業とする人。
おわさ・う【△御△座さふ】おはさふ🔗⭐🔉
おわさ・う【△御△座さふ】おはさふ
[動ハ四]《「おわしあう」の音変化》
複数者の「ある」「居る」「行く」「来る」の尊敬語。(人々が)いらっしゃる。「この―・ふ人々に…聞かせたてまつらむ」〈大鏡・序〉
(補助動詞)(人々が)…ていらっしゃる。「生まれ給ひつる御子をうつくしみ―・ふ」〈宇津保・国譲中〉


おわしまさ・う【△御△座しまさふ】おはしまさふ🔗⭐🔉
おわしまさ・う【△御△座しまさふ】おはしまさふ
[動ハ四]《「おわしましあう」の音変化》
複数者の「ある」「居る」「行く」「来る」の尊敬語。(人々が)いらっしゃる。「こなたかなたの君たち、数を尽くして―・ふ」〈宇津保・嵯峨院〉
(補助動詞)(人々が)…ていらっしゃる。「立ちなみ―・ふ」〈枕・二七八〉


おわしま・す【△御△座します】おはします🔗⭐🔉
おわしま・す【△御△座します】おはします
[動サ四]《「おおまします」の音変化。「おわす」よりさらに敬意が高い》
「ある」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。「東の五条に大后(おほきさい)の宮―・しける西の対に」〈伊勢・四〉
ものの所有者を敬って、そのものがあるの意を表す。おありである。「さるべき契(ちぎり)こそ―・しけめ」〈源・桐壺〉
「行く」の尊敬語。いらっしゃる。「惟喬(これたか)のみこ、例の狩しに―・す供に」〈伊勢・八三〉
「来る」の尊敬語。いらっしゃる。「さてよく弾きとり給ひてむほどに、宮は―・しなむ」〈宇津保・楼上上〉
(補助動詞)…てある、…ているの意の尊敬語。…ていらっしゃる。「上も御涙のひまなく流れ―・すを」〈源・桐壺〉





おわ・す【△御△座す】おはす🔗⭐🔉
おわ・す【△御△座す】おはす
[動サ変]
「ある」「居る」の尊敬語。存在する人を敬う。いらっしゃる。おいでになる。「昔、太政大臣(おほきおほいまうちぎみ)と聞こゆる―・しけり」〈伊勢・九八〉
ものの所有者を敬って、そのものがあるの意を表す。おありになる。「真実の心―・せむ人は、などか恥づかしとおぼさざらむ」〈大鏡・後一条院〉
「行く」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「鴨院(かもゐ)へ見に―・しつれば」〈かげろふ・下〉
「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「内裏(うち)にて御対面のついでに聞こえ給ひしかど、―・せねば」〈源・花宴〉
(補助動詞)
形容詞・形容動詞の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」などに付いて、…であるの意の尊敬語。…ていらっしゃる。「世に知らずさとうかしこく―・すれば」〈源・桐壺〉「御息所(みやすどころ)もきよげに―・すれど」〈栄花・月の宴〉
動詞の連用形、または、それに「て」を添えた形に付いて、動作の継続の意を添える「ある」、経過・移動の意を添える「行く」「来る」などの尊敬語。…ていらっしゃる。…ておいでになる。「かかる人も世に出で―・するものなりけりと」〈源・桐壺〉◆上代の「います」に代わって、平安仮名文学で多用された尊敬語。ただし、平安時代でも訓点語としては「います」が用いられ、「おはす」はほとんど使用されていない。活用については、四段・下二段の両用とする説もあったが、いずれも確例がなく、サ変とみるのが穏当である。しかし、後世には、四段活用として用いられた例もみられる。「盂蘭盆会(うらぼんえ)にあなたの精霊を、祀(まつ)ること在(おわ)すがごとくに、私がお迎え申したことは」〈康成・抒情歌〉







大辞泉 ページ 2385。